【Q&A】ハミガキしていても「むし歯になりやすい習慣」ってある?

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赤ちゃんの頃から、「うちの子に虫歯ができないように」と日々子どものハミガキに奮闘中のママにとって、歯科健診やおうちで虫歯を発見すると大ショックですよね……。

「何がいけなかったの?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、It Mamaライターであり、ママ歯科医である進藤ゆきこさんに「ハミガキを頑張っているのに虫歯ができてしまう“あるある習慣”」についてお話をうかがいました。

Q.虫歯ができやすい習慣ってあるのでしょうか?

A.筆者の経験上、虫歯ができやすい習慣として以下のことが挙げられます。

(1)子どもがぐずっているとついお菓子をあげてしまう
(2)飲み物はイオン飲料で水分補給している
(3)ハミガキは歯ブラシだけを使っている
(4)テレビを見るとき、口がポカンと開けている
(5)寝ているときに、歯ぎしりをしている

当てはまるものが1つでもあったら注意が必要ですよ!

次に、それぞれについての改善策について教えてもらいました。

 

Q:子どもがぐずっていると、ついお菓子をあげてしまうのはNG?

A.おやつの時間や量を決め、なるべく規則正しい食生活にしましょう。

お子さんがぐずってしまったとき、ついついお菓子をあげてしまいがちですよね。しかし、お菓子をダラダラあげてしまうのは良くありません(※1)

“おやつタイム”は子どもにとって楽しみでもあるはずなので、おやつを食べてはいけないのではなく、あらかじめ食べるお菓子の量と時間を決め、時間がきたら切り上げるのがオススメ。

徐々に慣れていき、おやつの時間以外にぐずってしまった場合には“お散歩”などで気分転換してみてはいかがでしょうか?

 

ジュースをあげるのはNG?

A.水分補給は水かお茶を。ジュースはおやつタイムにあげましょう。

激しい運動のあとならば“イオン飲料”もいいですが、小さな子どもの水分補給であれば、水やお茶をこまめに飲む方が適しているのではないでしょうか。

イオン飲料の他に野菜ジュースなど、糖質を含む甘い飲み物は、要注意です(※1)

甘い飲み物を飲んだ後や食後は、口の中が酸性に傾き歯が溶けやすい状態です。

その状態を中性に戻そうと唾液が頑張っているところに、また甘いものを飲むと、常に口の中が酸性に傾き、虫歯のできやすい状態が継続してしまいます(※3)

お菓子同様、飲むタイミングが大切です。食後やおやつと一緒に摂る方が虫歯予防的には良いとされています。

 

Q:ハミガキは歯ブラシだけで十分ですか?

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A.歯ブラシの他に、フロス・フッ化物も一緒に使いましょう。

ほとんどの方が、歯ブラシのみでハミガキをしていますが、実は歯と歯の間は歯ブラシだけでは届きませんので、“子ども用のフロス”を使いましょう。

特に注意が必要なのは歯と歯の間に隙間がない場合です。1歳であっても上の前歯の間がない場合や、歯並びがデコボコしている場合は、歯ブラシだけでは不十分です。

あとは、フッ化物配合ジェルを使うことをオススメします。

1~2歳までであれば、フッ化物濃度500ppmのジェルやフォームタイプを選ぶといいでしょう。うがいができる3歳から5歳はフッ化物濃度500ppmの歯磨剤も使えます(※2)

不安なことは、通っている歯医者さんに相談してみても良いでしょう。

 

Q:ぼーっとすると、口がポカンと開いているのは大丈夫?

A.鼻で呼吸し、リラックスしている時はお口を閉じましょう。

ふとわが子を見ると、口をポカンと開けてテレビを見たりしていませんか?

口を空けていると口内が乾いてしまい、細菌が増えやすくなってしまいます(※4)

「お口を閉じているとかっこいいね〜!」とポジティブな方向に誘導してあげるといいでしょう。

また、慢性的な鼻炎がある場合や歯並びのせいで、口を閉じているのが苦しかったり、難しかったりする場合もあります。

鼻炎は耳鼻科、歯並びは小児歯科や矯正歯科で診てもらいましょう。

 

Q:寝ているときの「歯ぎしり」は大丈夫?

A.歯ぎしりがある場合は、こまめに歯科健診を受けましょう。

子どもの歯ぎしりは大人の歯ぎしりとは違い、顎の成長に合わせて“かみ合わせの調整”としておきているのではと考えられています(※1)

そのため、無理にやめさせる必要はありません。

しかし、歯に亀裂やひびが入った場合や、歯が半分くらいにすり減っている場合は、虫歯が懸念されると共に、神経の処置が必要になることもあります。

こまめに歯科健診を受けると安心ですよ。

「おうちでのケアだけでなく、数ヶ月に一度の歯科健診を定期的に受診することをオススメします。」と進藤さんは話します。

お子さんの歯を健康に保つべく、ご紹介した習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか?

【参考】
※1 子どもたちの口と歯の質問箱 – 日本小児歯科学会
※2 フッ化物配合歯磨剤 – e-ヘルスネット情報提供
※3 食後の歯みがきについて – 日本小児歯科学会
※4 歯周病 – 日本歯周病学会
※  Oksana Kuzmina、Batkova Elena / Shutterstock

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