子どもを「極度の怖がりにしない」ために乳児期のうちに親がすべきケアとは?

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「やりたくない」「怖いから嫌だ」公園に連れていっても、ボートに乗ろうと言っても、怖がって何もトライしない我が子。

親がいくら「だいじょうぶだよ!」と言っても怖気づいて逃げてしまう……。そんな経験ありませんか?

今日は、『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、乳児期にやらないと子どもを極度の怖がりにしてしまう親のケアについてお話します。

 

■不安を感じるのは、人間の生存本能

実は、不安を感じることは、人間が生存していくために、もともと人間の脳に組み込まれた脳力なのです。ですから、不安を感じることは決して悪いことではありません。

人間は危険を察知できるから、不安を感じるのです。

たとえば、何かにつまずいた時には「転ぶかもしれない」という不安を感じ体勢を立て直そうとします。

突然上から何かが落ちてきたら「あたるかもしれない!」という不安を感じて瞬時に避けようとします。

もし、不安を感じることがなければ、私達人間は、迫りくる危険に対応できないかもしれませんし、無茶をして命を落としてしまうことにもなりかねません。

人間の不安に関して「視覚的断崖」と呼ばれる有名な実験があります。

ようやくハイハイができるようになった赤ちゃんを、ガラス板の橋の上におくと、心拍が早くなって、いくら親が「こっちよ!」と呼んでも、赤ちゃんは動こうとしないそうです。

不思議なことに、まだ高いところから落ちた経験などない赤ちゃんでも、高いところで「落ちるかもしれない!」「これは危険だ!」という不安を感じていることになります。

でも、この実験を何回か続けて安全だということが分かれば、もうドキドキすることなく、ガラス版の上を歩けるようになるというのです。

 

 ■「極度の怖がりにしない」ために親がすべきケア

このように不安を感じると言うのは、人間が本来持っているいわば自然な身体的反応なのですが、極度の怖がりになってしまうと、色々なことにチャレンジすることもなく、消極的で無気力な人間になりかねませんね。

ただ、不安は、「視覚的断崖」の実験のように、経験によって取り除かれる可能性があります。

大きな音がしたり、虫が飛んできたり、何かがひっかかったりしても、赤ちゃんには何が起こっているのかわかりませんから、言い知れぬ不安を感じているでしょう。

でも、赤ちゃんは、自分で危険を避けたり、逃げたり、相手をやっつけるなどということはできませんね。できることはただ泣くことだけです。

そこで、乳児期に親がするべきことは、赤ちゃんが不安を感じた時には、不安感を取り除いてあげるケアなのです。

むずかしいことではありません。

「よしよし」と抱き上げてあげたり、それが難しい時は、「だいじょうぶよ」「そばにいるよ」とやさしく声をかけてあげるだけでも赤ちゃんは安心します。

「自分はちゃんと守られているから怖くない」と思わせてあげるのです。

 

いかがですか?

赤ちゃんが不安を感じるようなことがあった時には、その不安感を必ずママの安心感で終結させるようにしてくださいね。

 

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【参考】

平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

 

【著者略歴】

※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』

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