「落ち着きがない子」で済ませてイイの? AD/HDの子に見られる特徴的な行動9つ

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「片時もじっとしていられない」「一緒にスーパーに買い物に行くことすら不可能」「運動会で列に並ばず勝手な行動」などなど、きちんと躾をしてきたはずなのに他の子と同じようにできない、いわゆる“発達障がい”と言われる子どもがいます。

新学期が始まり、保育園や幼稚園に入園すると、他の子との違いが歴然とするため、そういった“ちょっと変わった行動”が気になってきます。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が発達障がいの特徴的な行動とサポート方法についてお話ししたいと思います。

 

■発達障がいの種類

発達障害は大きく分けて以下3つに分類されます。

・自閉症スペクトラム障害

・学習障害(LD)

・注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

知的には大きな遅れはないため、早期に気づくことが難しい“グレーゾーンの子ども達”です。

心や精神の病ではなく、先天的な脳の機能の問題。ですから、親の育て方や家庭環境、躾が原因ではありません。

親の愛情不足で自閉症になるわけでもなく、本人の努力不足や怠けで学習障害になるわけもなく、躾が悪くて多動になるわけではないことをまずしっかりと押さえておきましょう。

 

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の特徴的な行動9つ

幼児期から気づかれるのは“自閉症スペクトラム障害”と“注意欠陥/多動性障害(AD/HD)です。

小学校などに入学して本格的な勉強が始まらないと”学習障害(LD)“の診断は難しいです。

その中で、AD/HDは落ち着きがなくじっとしていられない多動性、突発的に何かをしてしまう衝動性があり、特徴的な行動は以下になります。

(1)すぐに迷子になる

(2)動きが激しい

(3)忘れ物が多い

(4)約束や決まりごとを守れない

(5)すぐに気が散る

(6)授業中や先生が話している時などに立ち歩く

(7)席は離れなくても身体を常に揺する

(8)行動や感情を爆発させる

(9)片付けができない

こうしてみると、幼児はみんなAD/HDに当てはまる気もします。

ですが、AD/HDは5歳なのに2歳児のような行動をするなど、行動が極端に激しく、その状態が6ヶ月以上続き、保育園だけ家だけなどの一場面に限定されたものではないのが特徴的。実生活を送る上で、不都合となっている場合を指します。

 

■発達障がいだったら「不幸」?

「うちの子に障がいがあったらお先真っ暗」と打ちのめされる人もいるでしょう。

確かに集団生活の保育園、一斉指導が基本の小学校でじっとしていられないことはとても不便なこと。でも、決して、“不幸”なことでありません。

一番不幸なのは、脳の特性を周囲に理解されることなず、年じゅう、親や担任の先生から叱られる子どもです。

また、ママ自身も「自分の育て方のせいで子どもがこうなった」とか「お前の育て方が悪い」と姑や夫から責められたり、ママ友から「躾のできないダメな母親」と思われ、居心地が悪くなり、子育てを楽しめずに子どもにも悪影響を与えてしまいます。

 

■AD/HDの特性にあった支援とは?

近視の人が矯正具としてメガネをかけるように、AD/HDだとしたら次のようにしましょう。

・席は気が散る窓側ではなく、先生に近い場所にしてもらう

・忘れ物をしないように文字や写真でチェックリストを作る

・置き傘のように必要な道具を家庭と園の両方に置いておく

・プリントを配る係りなど特性にあった役割を与えてもらい褒めてもらう

・お友達を突き飛ばしたり、おもちゃを奪い取るなど、感情のコントロールが難しいのは発達障害の脳の特性であることをママ友に理解してもらう

これだけで随分と生活しやすくなり、ママの心の負担も軽減されます。

子ども自身も皆と一緒に行動することだけを要求されるのではなく、一定基準の枠組みを外して対応してもらえるので叱られる回数も随分と少なくなり、自信喪失になったり、自己肯定感が低くなるのを避けることができます。

 

いかがでしたか?

もし、気になることがあったら児童精神科や小児神経科を受診しましょう。

まだ子どもが2,3歳だと診断は難しいかもしれません。でも、親がしっかりした知識を持って、特性にあった子育てに切り替えることが子どもの将来にプラスになりますよ。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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