身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【前編】

身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【前編】

身近すぎて意外と気付かない「子どもの危険な事故」原因9つ【前編】

小さな子どもは、いつケガをするかわかりません。というのも、私達の社会は“大人仕様”に出来ています。しかし、大人には便利なものが、子どもにとっては事故原因となりうるのです。

アメリカの健康専門サイト『My Health News Daily』によると、子どもを襲う意外な事故原因には、安全に関して意識の高い保護者でも思いつかないようなものがあるそうです。中でも、危険なものは9つ。

前編の今回は、そのうちの(1)空気注入式の大型トラポリン、(2)ボタン電池、(3)車のシート、(4)毛髪・糸、(5)カラフルな洗剤の5つをお送りいたします。しっかりチェックして、お子さんを危険から遠ざけてください!

 

■1:空気注入式の大型トラポリン

空気注入式大型トラポリンとは、四方を柔らかい壁に囲まれた空間で小さな子どもが、飛び跳ねたり、壁にぶつかったりして遊ぶものです。このトランポリンで事故にあう子どもの人数が、年々増加しています。

アメリカの小児科専門誌の研究によると、1990~2010年の間に、トランポリン関連の事故が原因で救急治療を受けた子どもの数は、6万5千人にのぼると推定されています。

ケガをした子どものうち、半数が6~12歳で、3分の1が5歳未満となっています。ケガの大半は、落下がもとで起きた手足の骨折やねんざだとのことです。

柔らかくて安全かと思ったら、意外と骨折が多いようですね。

 

■2:ボタン電池

好奇心旺盛な子どもの目に留まりやすい特徴を備えているのが、この小さくて、丸くて、光っているボタン電池です。

ボタン電池の用途は増加しています。おもちゃ、リモコン類、腕時計やカメラなど、家の中で子どもがこのピカピカしたものに出くわす機会も増加しているというわけです。

1990~2009年の間に、電池が原因で救急治療を受けた子どもの事故のうち、実に84%がボタン電池によるものだそうです。

小さいから大丈夫だろうと思うのは早計です。電池類は、子どもの手の届かないところに保管しておくことが重要ですね。

 

■3:車のシート

暑さ、汗、そしてナイロンの車のシートなどが、子どもの肌に触れることが重なると、このタイプの皮膚炎が起こることがあります。

赤い発疹が、肌が触れる脚の裏側、ひじ、そして頭皮に、春の終わりから初秋にかけて発生します。

実は皮膚科医にも厳密な原因が明確になっていないのですが、ナイロン製品や、難燃剤へのアレルギーなどが引き金になっているのではないかと考えられています。

この皮膚炎を予防するには、綿の大きなタオルなどを敷いて、ナイロン面が直接、子どもの肌に触れないようにすればよいそうです。

 

■4:髪の毛や糸

子どもの小さな手や足に触れるのは、親の楽しみのひとつですよね。でもこの小さな手足の指に、髪の毛や糸がからまったらどうなるでしょう?

驚くべきことに、ごく細い毛髪や糸がからみついて、子どもの指の血流が止まってしまうという事故が多発しているのです。

「この状態に陥った子どもをたくさん見てきたのですが、こういうリスクがあると聞いたことのある保護者は、ほとんどいませんでした」と、ネイションワイド小児病院の傷害研究政策センター所長のギャリー・スミス博士は語ります。

手の指、足の指、男の子の性器は、髪の毛や糸がからまって血流が止まる事故の起きやすい箇所です。

とはいえ、細くて見にくい髪の毛や糸が、小さな子どもの指にからまっていないかを見つけるのは容易なことでありません。そこで、これら3箇所が紫色に腫れていないか、子どもがひどく泣いていないかを目安にしてみてください。

血流が止まったまま放置すると、その部分が損傷を受けて治癒しない可能性があります。髪の毛や糸がないかを探して取り除き、早急に医師を受診してください。

 

■5:カラフルな洗剤

最近の洗剤は、香りがよくてカラフルなものが多いですよね。アメリカでは、液体洗剤を濃縮して小さなパックに詰めたものが使われています。とてもカラフルで、見た目にもかわいいものです。

このカラフルな洗剤パックを、お菓子と勘違いした子どもが誤飲してしまうケースが多発しています。

アメリカで流行しているものは、遅かれ早かれ、日本でも発売される可能性があります。小さな子どものいる家庭では、取り扱いに注意が必要ですね。

ちなみに洗剤を飲み込んでしまった子どもの主な症状は、嘔吐、せきこむこと、息苦しさ、眠気などです。子どもの様子がおかしいと思ったら、誤飲による中毒も考慮に入れて対処してください。

 

いかがでしたか?

24時間、子どもが事故にあわないように見張るのは無理です。プレッシャーを感じるよりは、事故になりやすい原因を知って、その原因を取り除くのが現実的かもしれません。

次回の後編では、(6)小粒で強力な磁石、(7)すべり台、(8)ショッピングカート、(9)TVや家具をお送りいたします。お楽しみに!

 

【参考】

※ 9 Weird Ways Kids Can Get Hurt – MyHealthNewsDaily.com

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