幼児期の窒息事故「注意したい食べ物4つ」と与える際のポイントは?

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筆者の子どもが4歳の頃に、節分でまいたピーナッツを食べて激しくむせたことがありました。さいわい、ピーナッツが咳とともに出てきたのでよかったものの、数年経った今でも思い出すだけでゾッとします。

このような状態を「誤嚥(ごえん)」といい、食物などが何らかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を指します(※1)

今回は、子どもの命にもかかわる誤嚥による窒息と注意したい食べ物を佐藤さんに解説いただきます。

実際におきた誤嚥(ごえん)ヒヤリハット事例

ママが気をつけていても、子どもの身のまわりには思わぬ危険がいっぱいです。筆者のようにヒヤッとした経験をした実例をみてみましょう(※2)

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<事例1>

息子が目覚まし時計を床に投げつけ、飛び出た電池をすかさず拾って口に入れました。その瞬間を見ていたので、飲み込む前に取り出すことができました(1歳男児)(※2)

<事例2>

肺炎で入院し、5日で退院しましたが、その後もゼコゼコした咳が治らずに通院していました。3ヶ月経っても治らないのでCTを撮ったところ、気管にピーナッツが詰まっていることが判明、再度入院・手術して取ってもらいました(2歳男児)(※2)

 

なぜ詰まる? 子どもの気管の太さとの関係とは

大人ではまったく平気なピーナッツも、小さな子どもが食べると誤嚥の危険があります。誤嚥によって、息ができなくなって窒息すると、子どもの命に係わる深刻な事態になることが指摘されています。

では、なぜ詰まってしまうのでしょうか?

実は、子どもの気管の太さは、自身の小指の太さ程度だと言われています(※2)。赤ちゃんであれば、細いストローくらいの太さです。このような太さであれば、ピーナッツが詰まることは想像できますよね。

完全に詰まってしまうと、息ができなくて窒息してしまいます。完全にふさがない状態でも、気管に異物が残ったままだと肺炎を起こしてしまうのです(※2)

 

注意したい食べ物は?

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では、実際どの食べ物に注意が必要なのでしょうか。注意すべき食べ物と、与える際のポイントをみていきましょう。

(1)ミニトマト・ぶどうなど

丸くてつるっとした食べ物は、すっと子どもの喉の奥に入ってしまうことがあります。4つに切って与えましょう(※2)

(2)ピーナッツなどナッツ類

豆の小さな破片が気管の中でふくらんで、気管をふさいでしまうことがあります。豆を食べるのは5歳になってからという意見もあります(※2)

(3)カップ入りゼリー

特にこんにゃくゼリーなどのかためのゼリーには注意が必要です。1口で吸引しながら食べるゼリーは窒息の危険もあるので、面倒でも一度カップから出して小さくしてあたえましょう(※3)

(4)パン・もち・ご飯・だんご

意外にも、パンやもち、ご飯といった主食でも誤嚥が多数発生しています(※3)。もちやパン、だんごであれば小さく切って、ご飯も大量に詰め込まずに与えましょう。

これから外出も増える時期で、食べ物を持ち歩くことも増えますよね。ちょっとだけ意識して、いつもより小さくカットするだけで誤嚥が防止できます。

ちょっとの工夫で事故は未然に防ぐことができますので、ぜひ今日ご紹介したことを参考にしてみてくださいね!

(2018年05月29日の記事を再編集・公開しています)

【参考】
※1「誤嚥とは」日本気管食道科学会
※2「Safe Kids 子供を事故から守るために」(リーフレット)東京都
※3「食べ物による窒息事故にご注意ください」消費者庁消費者安全課
※  Mcimage, ElRoi、Daniel Vitek/ Shutterstock

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