現役保育士に聞く、「子どもとお散歩」出かける前の安全対策とは?

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近頃、自動車側の不注意による交通事故で子どもたちが傷つけられるという痛ましいニュースが増えています。

報道を見ていても、保育士さんの子どもたちを守り切ることが出来なかった苦しい思いや保護者の方々の無念さを感じ、心を痛めずにはいられません。

園庭のない保育園は増えており、お散歩などの戸外活動は子どもたちが楽しみにしている活動のひとつ

そのような現状の中で、子どもたちの安全と活動を守るために保育園が行っている工夫について、現役保育士のichiさんにお話しいただきたいと思います。

大津での事故を受けて…

大津で起こった事故は、保育者として、心が痛くて苦しくて仕方がありません。それ以上は言葉が出ないというのが正直な思いです。

今回の事故をきっかけに、お散歩を中止したり、戸外活動を自粛するという判断を下した保育園も多くあるようです。しかし、現在では園庭がない保育園も増えてきています。園庭がない状態での戸外活動の自粛は、子どもたちも保育者も苦しいものです。

出来ることならば、子どもたちの活動の幅を狭めたくないというのが保育者の思いです。現実と保育者としての思いの狭間で、子どもたちにとってどうすることが最善の策なのかを日々話し合い探っています。

 

子どもとのお散歩に行くときの安全対策は?

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乳児さんと幼児さんではお散歩に行く際の手段が違っています。子どもたちが自分の足で歩いていくのかどうかで、それぞれに気を付けなければいけないポイントや引率の保育者の動きが変わってきます。

まず、お散歩に出掛ける前にお散歩ルートと保育者の動き(役割)の確認をします。歩道や横断歩道の有無等を担任間で確認します。

乳児さんはお散歩用バギーに乗っていくことが多いので舗装された道を通ったり、幼児さんは子ども同士での手繋ぎ散歩になるので、ルートだけでなく手を繋ぐペアにも気を付けたりしています。

道路では必ず子どもたちが道路の端、そして保育者が車道側を歩きます。信号を渡るときも先頭と最後尾には保育者がつき、横断歩道を渡っている最中も車が止まっている方に一人保育者が立ち、子どもたちに速やかに横断歩道を渡るように声を掛けます。幼児さんになると、道路を渡る前に自分の目でも車が来ないことを確認し、手をあげて渡るように伝えています。

歩道のない道路を通行している際に車とすれ違う時は、必ず道路の端に寄って止まります。常に保育者それぞれが車やバイク、自転車が通らないかどうかを確認し、声を掛け合っています。

子どもたちとのお散歩はアクシデントがつきもの。途中で靴が脱げたり転んだりと、色々なことが起こります。その都度保育者は臨機応変に対応し、お互いの状況を把握しあえるように連携を取り合っています。

そして小さなことではありますが、筆者は何かあったときにすぐ動けるように片手はあけておくようにしています。(両手で荷物を持たない、両手を繋がないなど。)

 

子どもたちにとってのお散歩の意味って?

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お散歩は子どもたちにとってたくさんの学びがある場面だと思います。道路の歩き方や公共の場の使い方を知ったり、空や草花などの自然を目で見て、耳で聴いて、手で触れて季節を感じたり。

歩きにくい道を歩くことで足腰を鍛える場にもなります。大人にとっては当たり前に思える景色が、子どもたちにとっては新鮮でたくさんの発見が溢れる場所になります。子どもたちの興味関心を掻き立てる絶好の機会なのです。

 

痛ましい事故が起こり、安全対策にと子どもたちのお散歩をなくしてしまうのは簡単です。しかし出来ることならば、お散歩などの戸外活動中止によって子どもたちが成長できる機会を失くしてしまうことはしたくない、と筆者は思います。

そのためにも、保育者は安全対策に細心の注意を払っています。子どもたちの笑顔と安全を守るためにも、地域住民である保護者の方々にも協力をしていただけたらと思います。一緒に子どもたちの安全を守っていきましょう。

 

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