【保育士がママになったら】「孤育て」へと突き進んで気づいた3つのこと #5

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「自分一人でできるはず」と、まわりに頼らずに頑張ってしまった産後。

眠くても、休めなくても、自分の時間がなくても、「母親になったのだから当たり前のこと」と自分に言い聞かせ、自ら孤独な”孤育て”へと突き進んでいました。

 

今回は、すずきさんのそんな“孤育て”の体験から得た気づきについてお話いただきます。

自分を大切にすること

自分が頑張りすぎていたと気づいたのは、母乳とミルクのことで初めて助産院に相談に行ったときでした。「お家でくつろいでいる場所はどこ?」と聞いてくれたのです。まずはそこで、楽な姿勢で授乳しましょうというアドバイスでした。

目からうろこでした。

それまで筆者は、「授乳時の姿勢はこう!」「抱っこの姿勢はこう!」「生活リズムはこう!」と何事も知識に従っていました。授乳など1日に10回以上もしていたことなのに、姿勢を正して、緊張感の中繰り返す”作業”になっていたことに気づきました。代わる人もいない中、仕事のように育児しようとした結果、身も心も凝り固まってガチガチになっていたのです。

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自分の家にいるのに“くつろぐ”なんて忘れていた……。そんな日常が楽しいはずがなく、子どもを可愛いと思う余裕ができるはずもありませんでした。

自分を犠牲にして頑張ることが愛情だと信じてきた筆者は、結果的に子どもにとっても自分にとっても、良くない環境を作りだしていたのでした。

「自分を大切にする」と言われてもピンときませんが、まずは自分が「自然体で生活する」ことが基本にないと、24時間ノンストップの育児は続きませんよね。

助産院で、「それはしんどかったね」「力を入れて頑張りすぎてたね」と言ってもらい、涙が止まりませんでした。

授乳や抱っこなど、一つ一つが難しいわけではなく、休憩や終わりがないことが何よりも苦しかった。「苦しい!つらい!」と言って良かったのだと、やっと力が抜けた瞬間でした。

 

時間をかけて作るもの

一つの命の存在はこんなにも大きいものなんだと、今現在も息子の成長を目の当たりにして実感する毎日です。新しい家族が一人増えるということは、想像していたよりも大きく生活を変える出来事でした。

思えば、保育士をしていた当時も新しい出会いはありました。入園や進級で、初めましての子どもたちと対面し、顔と名前を覚えて「どんな子なのかな?」と手探りで園生活がスタートします。たった1日で子どもたちから信頼してもらえるはずがなく、時間をかけて関係を築いていくのが普通でした。

わが子が10カ月間、お腹の中に居たからと言って何でもわかっているわけではなく、親子関係だって同じく「初めまして」からスタートしたのです。どうして泣いているのかわからなくて当然、自分のやっていることに自信がなくて当然だったのに、その状態に焦り、目の前のその子を見ることよりも、ネットや育児書に答えを求めてもがいていました。

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これもまた、ほとんど一人で子育てをしていたために起きてしまったことかと思います。誰かと話したり、一緒に子どもを見て交代できる人がいたら違っていたのかもしれません。

今でも小さな息子に圧倒される日々ですから、産後の苦しさと戸惑いは当然だよ、と当時の自分を慰めてあげたいです。

 

家族との生活

今でも心配事は絶えませんが、一つ一つ正解を必死に探すのではなく、まずは子どもを見て、多少のことは「元気だから大丈夫」と判断したり、普段と違う気がすると思ったら病院にかかったり、夫や同じく育児中の友人に相談してみたり、と自分の感じるままに従っています。

元気で生きていればそれだけで立派なこと。

保育現場でも「人を相手にする仕事にマニュアルはない」とよく言います。育児も同じく正解はなく、その家族と家庭が自分たちらしくあることが大切なのだと、今は思います。

 

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※  Chikala、 anythings / Shutterstock

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