10人に1人が低体重児!「ちいさな いのち」の子育て、注意点は?

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働きながら子どもを産み育てるワーママが、今の社会では当たり前となってきました。そんななかで見過ごされがちなのが、増えてきている「低体重児」の問題です。

今回はユニ・チャーム株式会社が発表した低体重児関連の資料をもとに、低体重児とはなにか、どんな問題があり、私たちに何ができるのかについて、ご紹介します。

 

低体重児は人ごとではない

低体重児とは出生体重が2,500g未満の「低出生体重」である赤ちゃんのことです。低出生体重で生まれた赤ちゃんは、自分の力で呼吸することができず、母乳もひとりで飲めないため、NICU(新生児集中治療室)内の保育器の中で育てられます(※1)

近年の女性の社会進出に伴って、こういった低体重の赤ちゃんの出生率が年々増えており、現在は生まれてくる赤ちゃんの10人に1人が低体重児だというのです。2014年12月にユニ・チャーム株式会社が発表した資料には、以下のように書かれています。

近年、女性が活躍する社会が拡大し、初産の平均年齢が30歳を超えております。そのような中、2,500g以下で生まれる低出生体重児の赤ちゃんの割合が年々増加しており、2012年には出生人口の9.6%にあたる99,311人が低出生体重児として生まれています(※2)

9.6%=約10人に1人という高確率は、妊活や出産を予定している女性にとしてみれば、いつわが身に起きても不思議はないということです。

低体重児の問題は、人ごとではないのです。

 

低体重児のケアに必要なこと

低体重児は普通の赤ちゃんとは異なり、細かいことに注意しながら育てる必要があります。

低体重児のケアに重要なポイントは以下になります。

(1)ポジショニング姿勢の保持

・母親の胎内環境に近い屈曲した姿勢(下図)を保持する。

source:http://www.unicharm.co.jp/

(2)ミニマルハンドリング(ストレスを最小限に抑えるケア)でのサポート

・赤ちゃんの受けるストレスを最小限にするために、音や光といった外的ストレスをできる限り少なくする。

これについて、東京女子医科大学名誉教授 日本ディベロップメンタルケア(DC)研究会 会長の仁志田 博司先生は次のように述べています。

近年の脳科学の研究によって、新生児、特に未熟児にストレスを加えることが、長期的に乳児の脳の発達に悪影響を及ぼすことが知られ、音や光さらにはポジショニングと呼ばれる乳児の寝かされている姿勢にまで、心地よいストレスの少ない育児環境が求められるようになった(※3)

低体重児の場合は、姿勢や外部からのストレスが長期的に脳の発達に影響するということで、寝かせるときの姿勢や周囲の音や光にもできる限り気を配ることが必要なのです。

なお、ユニ・チャーム株式会社では、低体重児を育てるの適した紙おむつ『ムーニー エアフィット』4S・5Sという商品を発売し、現在では全国の半数以上のNICUで使用されているということです。

こういったオムツを積極的に使っていくことも、私たちにできることのひとつかもしれません。

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全国の低体重児に音と光のケアを

ユニ・チャーム株式会社のもうひとつの取り組みは、全国のNICUに騒音計と光フィルターを寄付し、同時に医療従事者向けにディベロップメンタルケア(成長発達ケア)のセミナーの開催支援をして、赤ちゃんと家族へのサポートを改善していくとのことです。

詳しくは、「ちいさな いのち応援プロジェクト」のWebページをご覧ください(※4)

低体重児の問題は、子どもを持とうとする人なら誰にでも起こり得ることですが、ママがひとりで解決できる問題ではなく、社会全体でサポートしていかなければならない問題だと言えるでしょう。

ひとりひとりが、この問題により深い関心をもっていくことが大切ですね。

 

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考・画像】
※1 「ちいさな いのち応援プロジェクト」開始
※2 「第59回 日本未熟児新生児学会・学術集会※1」にユニ・チャーム出展
※3 全国のNICUで選ばれる※1『ムーニー エアフィット®』4S、5S新改良
※4 ちいさな いのち応援プロジェクト(2018年9月30日まで)
※ OndroM / Shutterstock

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