「パパとしての自覚」が芽生えたのはいつ?【タケト×ゴロー パパ対談 #03】

Photo by It Mama

芸歴21年の“よしもと芸人”でありながら育児系の資格を7つも保有し、各地でママ・パパに向けた講演なども行っているタケトさんのインタビューシリーズ第5回。

今回は、6歳の女の子のパパであるタケトさんと、It Mamaライターで3歳の男の子のパパである村橋ゴローさんのお二人に、“パパとしての自覚が芽生えた瞬間”をテーマに対談していただきました。

パパ2人が、不妊治療を乗り越えた末に授かったわが子と向き合う中で、「パパになったなぁ」と感じた瞬間はいつなのでしょうか……?

【連載目次】
【1】タケトさん✕ママ対談 「ベビーサインって難しい?
【2】タケトさん✕ママ対談 「児童館での困ったこと…ママVSパパ !?
【3】タケトさん✕パパ対談 「夫婦円満の秘訣は…あいさつ!?
【4】タケトさん✕パパ対談 「不妊治療を経て…夫婦でどのように乗り越えてきた?」
5】タケトさんパパ対談 「パパとしての自覚が芽生えたのはいつ?」★今回のテーマ
【6】タケトさん✕パパ対談 「娘はNo1キャバ嬢!? つい尽くしてしまうパパの気持ち」

▼パパになったと感じた瞬間・キッカケは?

ゴロー:僕が「パパになったなぁ」と感じたのは、生後3ヶ月ぐらいですかね。不妊治療の末に出産した妻が、まさかの“産後うつ”に。ですからそれがようやく落ち着いたのが生後3ヶ月ぐらいだったので……それまでは、まさに地獄のような日々でした。

タケト:僕は自分が父親だと自覚した瞬間、失神しました。(笑)

奥さんが妊娠8ヶ月目の妊婦検診に一緒に行き、お腹の中にいる赤ちゃんの心音を初めて聞いた瞬間ですね、「父親になるんだ!」という思いが一気に押し寄せてきたんですよね。

これから出産という大仕事を控える妻が隣にいるのに、「ドックンドックン」という赤ちゃんの心音を聞いていたら、天井がグラッとひっくり返るように感じて……診察室にあった棚に手をついて倒れそうになるのを必死でこらえましたが、棚はガタガタガタって揺れていましたね(笑)。そのままお腹が痛くなり寝かせてもらいました。

ゴロー:それは、赤ちゃんが産まれる事に父親として“プレッシャー”を感じたからっていうことですか?

タケト:以前から奥さんのお腹に手を当て赤ちゃんがいることを感じていたから、既に父親の自覚があるつもりだったんですけどね。心音を聞いた時、自分がパパになって本当にやっていけるのかというプレッシャーからかなぁ。

 

▼男が感じる「パパになるプレッシャー」とは?

タケト:僕が倒れそうになって薄れゆく意識の中、産婦人科の先生が「こういうパパ、意外に多いから。これくらいで怒っちゃダメよ!」って妻に言っていましたね。

ゴロー:いい先生だねぇ。(笑)

タケト:奥さんのお腹の中にいるわが子を感じ、自分がパパになるって自覚した瞬間、男性には衝撃が走るんじゃないかな~。僕の場合ですけど、パパとして“一家を支えていけるか”という経済的な不安もありました。

ゴロー:僕はライター、タケトさんは芸人という、ちょっと特殊な職業に就いているからかもしれないですね。赤ちゃんが産まれて家族が1人増えることで、経済的にも本当にやっていけるのか……っていうプレッシャーは強くあるのでは。

それに加えて僕の場合、これから産まれてくる赤ちゃんを、ただ単純に“愛せるのか”という不安もありました。

「子どもの為だったら親は死ねる」なんて聞くけど、自分も本当にそういうふうに思える親になれるのかなって、すごく怖かったですね。

タケト:僕は経済的な不安のほうが大きかったですね……。不妊治療を経て、やっと授かった赤ちゃんでもそう思いました?

ゴロー:だからこそかな。これがもし25、6歳とか若い年齢で赤ちゃんができたらそこまで考えなかったと思うけど、39歳で妊活をはじめてやっとできた子どもって聞くと、世の中の人は「100%、愛せるはずだ」と思うじゃないですか。

でも自分が、そうやって生まれてくる子どもを愛せなかったら……って考えると、不安でしたね。

タケト:僕は不妊治療を経て授かったからこそ、楽しみで仕方なかったですね。怖さはなかったかな。

出典:【パパの心、娘知らず】第2話:初めて我が子の心音を聞いた時(タケト公式LINEブログ)

タケトさんは6年、ゴローさんは3年の不妊治療を乗り越え、パパになった2人。それぞれパパになったと自覚した瞬間や気持ちも全く違うものでした。

次は、そんなお二人に「育児とは一言で言うと何なのか?」聞いてみました。

 

▼プレッシャー、産後うつを乗り越え…パパになった2人にとって「育児」とは?

タケト:「育自」という言葉があるように、子どもと一緒に自分が成長していくのが育児、だと思います。子どもが先生になって僕に教えてくれる事って本当に多いんです。

ゴロー:それは本当によく分かります。骨の髄まで実感したというか(笑)。

タケト:子どもを見ていると、もしこの子どものままの発想で大きくなれたら、もっと面白いネタをたくさん考えられるのでは!? と思うんです。以前、娘が1~2歳の頃、何でもフクロウっていう時期があったんです。自販機の横にあるペットボトルのゴミ箱をみて、娘が「フクロウ」って言うんです。大人からしたらあれはゴミ箱にしかもう見えないのですが、子どもにはフクロウに見えるんだなって感じましたね。

この発想があったら、街の中ぜんぶ動物園みたいなネタできるなあ……って。

ゴロー:子どもから“芸”を学んだんですね。娘という名の“姉さん”に(笑)。

タケト:そうなんです。“その目線があったか!”という芸を学びました。概念に縛られていたなって気付かされましたね。でも全然その気づきをネタに活かせてない僕がいる(笑)。

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そんなタケトさんですが、娘さんから学んだ“芸”を一つだけ見せてくれました。

タケト:『大きなカブ』の絵本を娘と読んでいた時に、家族全員でカブを引っ張って、最後は抜けてハッピーエンド……という話なのですが、娘は「抜けるわけないよ」って言うんです。気になったので娘が寝た後に読み返したところ、抜けない理由が発見できたんです。

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タケト:ここ(↑)。お父さんが両足でガッツリ踏んでいるんですよ(笑)。

「ああ~そういうことか!」って。大人は話のオチを決めつけているけど、子どもは概念が決まっていないからすごく楽しいんだなって気付かされました。

ゴローネタかいっ!(笑)

タケト:でも、こうやって大人には気づけない自由な発想や概念を教えてくれるので、子どもと一緒に成長していくのが育児は楽しいなと思いますね!

ゴロー:僕は、育児をひと言で表すなら、「人生修行」ですね。

子育てには悩みがつきもので、例えば2歳前後で訪れるイヤイヤ期で手を焼く親は多いけど、それって「これを乗り越えられるのか?」っていう子どもから挑戦状なんだと思うんですよ。「俺は成長過程としてイヤイヤするけど、お前はそれを乗り越えられるのかい?」「ひとつ上の親になれるのかい?」って、子どもから挑戦状を叩きつけられているというか。

それを「よっしゃ、やってやろうじゃねえか!」と挑戦を受け入れる。

それを乗り越えて、親(自分)が成長していく“育自”ってことなんだって思います。

自分に子どもいない時には、「自己成長」なんて「何キレイごと言ってやがんだ」って思っていましたけど、今は「仰る通りです!」って(笑)。本当にそうだなって。子育ては“人生で最高の趣味”です。

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1人の子を育てるパパになった瞬間や、育児をしながら感じることは家庭や人によって本当に様々。ママ10人が出産する時に10通りの出産エピソードが生まれるように、育児にもそれぞれの楽しみ方・悩みがあるのですね。

その育児を全て楽しめるようになれると良いのではないでしょうか。

次回はいよいよ最終回

6歳の娘さんにメロメロなタケトさんに、つい娘に尽くし過ぎてしまうパパの気持ちを聞いてみました! お楽しみに。

(2018年7月13日 金曜日 配信予定です。)

 

【参考・画像】
タケトさん公式ブログはこちら
タケトさんのイラスト満載!育児用Instagramはこちら
村橋ゴローの人気連載はこちら
中道あすかのブログ「~オシャレ子育てDIARY~」はこちら
※ 写真 It Mama撮影

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