「父の日」は廃止すべき!? シングルマザーに気を遣うのはどうなの?

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今や1分49秒間に一組のカップルが離婚すると言われている時代、幼い子どもをママ一人、パパ一人で育てている家庭も多くあります。周りにそんな“ワケあり”な人がいると家族の話やパパの話をするのもつい躊躇してしまうかもしれません。

でも、実際、当事者はどう思っているのでしょうか?

そこで今日は、It Mama編集部が『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』著者の立石美津子さんの記事をご紹介します。

 

▼「父の日・母の日」を廃止する園の事情

近年、一人親など複雑な家庭事情を抱える子どもが増加の一途をたどるため「子どもが悲しい思いをしないように」と父の日、母の日を失くしている保育園や幼稚園も多くなっています。

“父の日”“母の日”はもともと、日頃の労をねぎらい感謝の気持ちを伝える日としてアメリカから伝わりました。

保育園で子ども達から両親に日頃の感謝の気持ちを込めて、母の日、父の日にママ、パパの顔を描かせることがあります。そんなときシングルマザーに配慮して、母の日、父の日、勤労感謝の日など、特に相手を指定することなく自由に絵を描かせている園もあります。

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すると、それぞれの日の行事の特徴はなくなり、毎回“誰でもいいので好きな人の顔”になってしまいます。母の日、父の日は、もう時代に合わなくなってきたということでしょうか。

 

▼シングル家庭であることには変わりがない

でも、そうやって子どもに配慮しても現実は変わらないわけです。

子どもは毎日その環境で育っているので「うちにはママがいない」「うちにはパパはいない。ママ一人で僕を育ててくれている」とちゃんと理解しています。

また、シングルのママも、他人から腫れ物に触るように扱われているようでかえって窮屈に感じていたりします。

▼言葉だけを変えても意味がない

障害者の“害”という字が“障害者が社会の害になっているような印象を与える。そのため、最近は“障碍者”と漢字を変えたり、“障がい者”とひらがなで表記されるようになりつつあります。

けれども、小学校、中学校では定型発達をしている児童が通う普通学級(または通常学級)と知的障害がある児童が通う特別支援学級の言葉で区別されています。

「僕は普通ではないの?」と質問をしてきた知的障害の生徒がいました。そうなるとこの言い方も変えなくてはならず、きりがありません。

それぞれの違いを受け入れて共に教育を受ける”インクルーシブ教育”も大事です。

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それから、資質が違う子供たちをそれぞれの力を伸ばすために部屋を別にして指導することも時には必要です。わけ隔てなく一緒のクラスに置いて同じ指導を受けることは両者にとって決して良い教育環境でなかったりします。

多数派と異なる者を人は除こうとしがちです。差別や偏見はいつの時代にもあります。

教育の役割は、言葉だけを変えるのではなく、それぞれの特性にあった支援をしながら異質なものを排除しない心を育てることだと思います。

 

変に配慮をしすぎたり、言葉だけを変えてみたりしても理解が伴わなければ意味がありませんよね。正しい理解をして一人一人が多様性を受け入れる、そんな時代になることが何よりも大切なのではないでしょうか。

(2016年1月31日の記事を再掲載しています。)

 

【参考・画像】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
立石美津子(2014)『「はずれ先生」にあたったとき読む本』(青春出版社)
※ bokan、Rawpixel.com / Shutterstock

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