成長を妨げる!? ネガティブな子育てスタイルとママのNG行動3つ

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健やかで幸せな子に育ってほしい。わが子を前に、ママとして誰もが、一番に思うことではないでしょうか。

では、どんな子育てを通し子どもは健やかに育ち、逆に、どんな子育てが子どもにネガティブな影響を与えてしまうのでしょう?

「子育てに正解はない」といいますが、過去50年近くの研究から分かっている、“健やかな子育ての土台”というものがあるようです。

この記事では、人類学を学び、アドラー心理学に基づく「ポジティブなしつけ講座」の認定講師でもある筆者が、過去50年の研究が明かす“ネガティブな子育て”についてお伝えします!

長岡真意子

▼3つのネガティブな子育てスタイルとは?

これまでの研究から、次の“3つの子育てスタイル“が、子どもにネガティブな影響を与えると分かっています。(*1.2)

(1)支配的子育てスタイル

子どもの意向やニーズを考慮せず、頭ごなしに子どもを服従させるスタイルです。子どもは、一見行儀が良く“いい子”に見えますが、社会的なスキルが欠けていたり、将来的にも、自己評価の低さや、不安感やウツに悩むことが多いとされています。

(2)消極的子育てスタイル

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子どもの意向中心に物事を進め、ルールを守らせることに消極的。親が子どもに服従してしまうスタイルです。

子どもは、大きくなっても様々な誘惑に負けやすく、何かをやり抜くということが難しいとされています。

(3)無関与的子育てスタイル

衣食住といった最低限のニーズを満たすものの、子どもの成長やニーズなどに無関心なスタイルです。子どもは、知的面、情緒面、社会面のあらゆる面に凹みが見られるといいます。

以上の“3つのネガティブな子育てスタイル”に対し、最も健やかな子が育つとされるのが、“民主的子育てスタイル”です。

 

▼ポジティブな影響を与える“民主的子育てスタイル”って?

子どもの意向や気持ちを尊重し寄り添いつつ、親の期待について話し合い、決まりを守るよう親子で取り組むスタイルです。

民主的子育てスタイルで育つ子どもは、感情を自制でき、優れた社会性を持ち、自信に満ち、持てる力を発揮できるといいます。

有無を言わさず親に従わせるのでもなく、といって、子どものしたい放題にさせるのでもなく、子どもが、より主体的にルールや周りの意向とも協調するようサポートするのが、最もよい子育てというのですね。

 

▼“ネガティブな子育てスタイル“に陥るママのNG行動3つとは?

次のような行動は、“3つのネガティブな子育てスタイル“に傾きつつあるサインかもしれません。よりポジティブな”民主的子育てスタイル“へと、調整していきたいですね。

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<NG行動1>

×「~しなさい」といった指示や命令が多い → 〇質問文を用いる

「玩具をしまいなさい」「服を着なさい」「歯を磨きなさい」と命令系で迫り、その子が言うことを聞かないなら怒りをぶつけ、罰するとなれば、“権威的子育てスタイル”です。

代わりに、「玩具はどこにしまったらいいかな?」「クマさんがついた服か、ウサギさんがついた服、今日はどっちにしようか?」「大好きなお絵本読んで寝る前に、何したらいい?」など、“質問文”を用い、なるべく子どもが自主的に行動するよう、促してみましょう。

<NG行動2>

×この子にはいつも笑顔でいてほしいと願う → 〇この子はネガティブなことも乗りこえる力があると信じる

機嫌を損ねずハッピーでいて欲しいと、子どもの要求を「いいよいいよ」と常に呑んでいたら、“消極的子育てスタイル”です。

例えば、スーパーで「今日はお菓子は買えないのよ」と伝え、子どもが泣き叫んだとしても、即座に、子どもをハッピーにしようとする必要はありません。

静かな場所へと移動し、背中をトントンするなどして子どもの悔しい気持ちに寄り添ってあげましょう。

“できないこと”にははっきりと境界を設け、「この子には、ネガティブな気持ちに向き合い、乗りこえる力がある」と信じてあげましょう。

<NG行動3>

×子どもは自分のことは全て自分でするものと信じる → 〇その子が自分でできるようサポートをする

子育ての最終目的は“自立”としても、そこに至るまでには“段階”があります。

その子の発達状態に無頓着に、ただ「自分でしなさい」とするなら、“無関与子育てスタイル”となってしまいます。

例えば、「玩具を片付けなさい!」と言い放つのみより、その子が自分で玩具を片付けられるよう、玩具箱にタグをつけたり、少し高い棚の前には、踏み台を用意してあげるのも方法です。

”その子自身でできる”環境を、整えてあげましょう。

 

ほとんどのママが、以上の”4つの子育てスタイル”の間を、「今日は厳しすぎたかな」「最近は、ちょっと緩すぎるかな」「この頃忙しくて、子どもに関心を向けられなかったな」など、日々揺れながら、子どもに向き合っているのではないでしょうか。

常に完璧な子育てなどありません。揺れながらも、できる範囲で、「民主的子育てスタイル」を実践していきたいですね。

 

【参考・画像】
※1 Baumrind, D. (1966). ’Effects of Authoritative Parental Control on Child Behavior(子どもの行為における民主的子育てコントロールの効果)’, Child Development, 37(4), 887-907. 
※2 Maccoby, E.E.; Martin, J.A. (1983). ‘Socialization in the context of the family: Parent-child interaction(家族の文脈での社会化:親子の交流)’. In Mussen, P.H.; Hetherington, E.M. Manu
※  Evgeny Atamanenko、Martin Novak、Alexandru Marian / Shutterstock

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