妊婦の約20~30%が経験!「妊娠中の出血」流産の原因と対処法

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妊娠して多くの女性が心配するのが妊娠中の“出血”です。

出血をすると、ご自身以上にお腹の赤ちゃんへの影響を不安に感じてしまうのではないでしょうか。

今回は妊娠中に起こりやすい出血や心配な出血について見ていきたいと思います。

▼妊娠中に出血が起こりやすい時期は?

日本における妊娠の定義とは“受精卵の着床に始まり,胎芽又は胎児および付属物の排出をもって終了するまでの状態”とされています。※1)

つまり、着床してから出産するまでの過程を妊娠と言っているということになります。

一般的に妊娠期間は約10ヶ月です。一年近くお腹の中で赤ちゃんを育てるわけですし、これまでとは異なった生体内部環境ですので、心配になる場面も出て来ると思われます。

妊娠をしたとわかってから出血が確認されると心配になってしまうことも多いかもしれません。

しかし実は意外にも妊娠中の、特に妊娠の最初の20週の出血は約20~30%の方が経験していると言われています。※2)

ではなぜ妊娠の早い段階で出血が確認されることがあるのでしょうか? 

これは妊娠の定義に関係してきます。

 

出血するケースは?

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いわゆる“生理”と呼ばれる月経ですが、これは妊娠が成立しなかった場合に古くなってしまった子宮内膜を一度剥がして、それに伴って出血が確認されるものです。※3)

子宮内膜と出血が関係しているということを考えると想像しやすいかもしれませんが、着床すると絨毛と言う赤ちゃんの細胞が、前述したように子宮内膜で成長して行きます。その際に“胎盤”が作られ、母体から栄養の供給を受けるようになります。

妊娠の早い段階での問題の無い出血では、この胎盤が形成される際に子宮内膜の血管が破れることによって出血が確認されることがあります。

出血が起こるとやはり流産を心配されてしまう方も多いかもしれませんが、この出血が直接流産に関係しているというケースはあまりないとされています。

 

▼流産の原因と対処法

ただ、残念ながら流産してしまうと言う可能性も否定できません。実際に妊娠初期の20~30%の方は出血を経験しているとは言え、このうちの約半数は流産に至ってしまう可能性があると言われています。※2)

出血の量は少量から大量まで様々ですが、少量だからと言って一概には安心できません。※2)

流産が起こる原因としては異所性といって子宮内ではなく異なった場所での妊娠によるものなどが挙げられますが、これらは出血のみならず強い下腹部痛を伴うことも多くあります。※4)

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流産以外での原因やその特徴をみていきたいと思います。

MSDマニュアルによると以下のようなものが挙げられます。※4)

(1)腟炎(腟の炎症、しばしば感染症による)

性器出血(ごく少量または軽い出血)、おりもの、性交時の痛み、骨盤痛、または両方

(2)子宮頸管炎(子宮頸部の感染症)

性器出血(ごく少量または軽い出血)、ときに内診の際の圧痛、腹痛、または両方

(3)子宮頸管ポリープ(通常は良性)

軽い出血、痛みはない、子宮頸管内に突出したポリープが見える場合がある

とされています。

もちろんこれは一例であり、その他にも出血を伴う疾患が隠されている可能性も否定できません。

出血が確認されたら早急にかかりつけの産婦人科にかかり、相談するようにしましょう。

 

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考・画像】
※1 1)正常妊娠経過の概要 14.正常妊娠の管理 – 日本産科婦人科学会雑誌
※2 妊娠前半にみられる性器出血 – MSDマニュアル家庭版

※3 月経周期 – MSDマニュアル家庭版
※4 妊娠前半にみられる性器出血の主な原因と特徴 – MSDマニュアル

※ aslysun、Antonio Guillem / Shutterstock

 

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