安産のツボを試して!助産師オススメ「妊婦のお灸」実践方法

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妊娠中のからだ作りに“お灸”が効果的だと聞いたことはありませんか?

実は、安産のツボと呼ばれる“三陰交”にお灸を継続した妊婦さんは、結果的に分娩所要時間と出血量がともに正常である人が多かった、という調査結果もあるようです。(※1)

今回は、お灸と妊娠の関係について、助産師で鍼灸師である筆者が、安産のツボと言われている「三陰交(さんいんこう)」へのお灸の実践方法についてお伝えします。

▼どうしてお産には「お灸」がおすすめなの?

昔からお産は、命がけと言われ、女性はお産に全身全霊かけて臨んできました。そのくらい、エネルギーの消耗をするのがお産です。

東洋医学では、私たちの体は「気血水(きけつすい)」で構成していると説明されることが多いです。

東洋医学では、難産になる時は、体を構成する気や血が少ない状態(気血両虚)がある時と考える見方もあるようです。(※2)

そして、この気血を補い、お産の娩出力を高める効果がお灸にあるのではないかと考えられています。

お産という大舞台に備え、お産を乗り越えられるエネルギー(気血)を補い、からだを整えることが、妊娠中はとても大切。

携帯の残量が少なくなると携帯を充電しますよね。

それと同じ様に、私たちのからだも、エネルギー(気血)の充電をしておかないと、エネルギー(気血)の残量不足になってしまいます。

安産でお産をのりきるには、エネルギー(気血)を満タンにして、十分なエネルギー(気血)を準備しておく必要があります。

お産のための”エネルギー(気血)”充電してくれる役割を果たすのが「お灸」と考え、さらに赤ちゃんにもエネルギーが行き渡り、丈夫で元気な赤ちゃんに育っていくと著者は経験上感じています。

 

産婦人科医の石野信安先生も妊娠中のお灸を勧めているようです。

(お灸は)妊娠中には足のむくみやだるさがとれます。

また出産の折りには、陣痛が軽くすむようにもなります。

そして生まれた赤ちゃんは丈夫に育ちます。

こうしたことを見ていると、その子どもたちの将来を考えても、妊娠中の手当てがとても大切であることを痛感します。(※3)

 

▼安産のツボ「三陰交」とは?

では、鍼灸の世界で安産のからだ作りのためのお灸を行うツボを紹介します。

“三陰交(さんいんこう)”と呼ばれるツボになります。

東洋医学では、妊娠中、肝の臓、脾の臓、腎の臓がよく働きます。それらは、生殖器系、泌尿器系、消化器系に関係し、その3つの経絡が交わった点に三陰交というツボがあります。東洋医学では、昔から分娩時に三陰交のツボが古くから用いられてきました。特に妊娠中は、胎児の発達や成長に関わる経穴です。(※1)

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出典: It Mama(イットママ)

三陰交の位置は足の内くるぶしから4横指上の所に押すと痛みを感じるところです。

妊婦さんは三陰交辺りを温めて冷やさないようにすることも大切。
普段からできるだけ厚めの靴下やレッグウォーマーなどで温めるようにしてくださいね。

 

▼お灸の実践方法は?

【準備するもの】

・お灸:台座灸(長生灸レギュラータイプ)

・ライター、灰皿

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【手順】

(1)使用するお灸を手の甲にはり、ライターで火をつけます。

(2)火のついたお灸を三陰交のツボに貼ります。

(3)程よい熱さから少し強めのチクチクする熱さを感じるようになったら、お灸を取り、灰皿に入れます。

※ここでお灸が熱くなってもお灸を取らず我慢しないでください。火傷の原因となります。

(4)お灸が終わった後、三陰交のあたりを手のひらで優しくなでて終わりです。

お灸をする時間のおすすめは、朝と夜2回です

朝のお灸は、一日の生活のスタートとなり、体を軽やかに。夜、特に寝る前のお灸は、一日の疲れを癒してくれます。

一日2回のお灸時間はお腹の赤ちゃんとゆったり対話する時間にもなりますよ。ぜひ、お灸をしながらお腹の赤ちゃんにたくさん話しかけてみてくださいね。

 

お灸をすると、体が温まり、緩んでくるため、お腹の中の赤ちゃんも居心地が良くなり、子宮の中で動きやすくなることから、胎動が多くなると感じる方もいるようです。

お灸をはじめたばかりの頃は、からだの変化を感じづらいかもしれませんが、お灸を続けていると、熱くなる感じが、早くなったり、左右で熱くなる時間の違いなどわかるようになってきます。

お灸をしながら、ゆっくり自分自身のからだとお腹の赤ちゃんを大切にいたわる時間をつくってみてはいかがでしょうか。

 

【参考・画像】
※1 『産む力をはぐくむ助産ケア: 妊婦のセルフケアを支援する! 助産外来が充実する! 』- ペリネイタルケア2012年新春増刊
※2  矢野 忠 レディース鍼灸ライフサイクルに応じた女性のヘルスケア(2006) – 医歯薬出版
※3 女性の一生と漢方 (漢方ブックス (1)
徹底図解 東洋医学のしくみ―気・血・津液から鍼灸、漢方治療まで
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※ Monika Wisniewska / Shutterstock

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