子どもが1歳になるまでに…やっておきたいコミュニケーションとは?

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日々のわが子の成長に伴うお世話は本当にめまぐるしいもの。

そんな中でも、ふと「私の子育てってこれで大丈夫なのかな?」と思うこともあるかもしれません。

今回は助産師である筆者が、わが子が1歳になるまでにしておいてあげたいことを述べていきます。

▼赤ちゃんとの信頼関係を築く

実は、赤ちゃんはお腹の中にいた時からとてもよく聴覚が発達しています(※1)

実際に誕生してくる前からママの声を知り、誕生後のまだ視力の弱い時もママの声やにおい、ぬくもりで自分のママを認識します。

お外の世界でも、ママの声を聴き、ママのにおいや温かさを感じた時、赤ちゃんはとっても安心します。

児童精神科医で有名な故・佐々木正美先生は著書(※2)の中で、人間が生涯を健全に健康に育ち機能するために、スタートとしての乳児期にどういうことが育児上のテーマとして大切なのかについて

「人を信頼することができるように育てる」

ということを述べています。

またアメリカの発達心理学者のエリクソンは「基本的信頼」という表現をし、「人を信頼する感性や感覚は、乳児期にもっとも豊かに育つ」と言っています(※2)

人生のスタートでもっとも大切に育てられなければならないことは、人を信頼することなのです。

 

▼赤ちゃんの人間関係のはじまりはママから

では、わが子が人を信頼できるようになるためには、どうすればよいのでしょうか。

よく考えてみると「その通り」と思えるのですが、赤ちゃんの人間関係の始まりは、まずはママからなのです。

ママを信頼できる子どもは人を信頼していきます。

赤ちゃんは、今この時期に、日々のママとの触れ合いの積み重ねで少しずつママとの信頼関係を築いていきます。

「おむつが濡れていて気持ち悪かったの」「お腹がすいていたの」「抱っこしてほしかったの」……。

ママがまだ言葉を発することができないお子さんを前にして、わが子が出してくるサインを試行錯誤の中で一生懸命わかろうとする姿勢。

出したサインを分かってもらえて「気持ちいい!」「欲求を満たしてもらえた」という赤ちゃん自身が得られる「快」の体験、成功体験をあなたのお子さんが積み上げていけることで、信頼関係は深まっていくのです。

 

▼たくさんの抱っこ・おっぱい・触れ合いを

source:http://www.shutterstock.com/

では、具体的に何をすればよいのでしょうか。

この時期はとにかくお子さんをたくさんたくさん抱っこやおんぶをし、おっぱいをあげ、そして触ってあげましょう。

抱っこしながら歌を歌ってみてあげてください。

泣いていたお子さんがふと泣くのをやめてママを見つめてくるかもしれません。

そしてにっこり笑ってくれるかもしれません。

おっぱいをあげることはもちろん、心を込めて温かいミルクを作り、与えてあげることも素晴らしいのです。

抱っこ・おっぱい・触れ合いや継続的なベビーマッサージをすることで愛情ホルモンと呼ばれる成長に必要な「オキシトシン」の効果が長続きすると言われています(※3.4)

「皮膚は“露出した脳”そのもの」と言われ、皮膚が心地よい刺激を受けると、心もまたやわらぎ、脳の発達によい影響を及ぼすようです(※4)

日々のお母さんの温かい手や声、まなざしもお子さんに安らぎを与えます。

 

そしてそれらは、先にも述べた、お子さん自身が「自分は大切にされているんだ」「満たしてもらえた」と思えることにつながるのです。

乳児期(1歳前)に始めることができればそれに越したことはありませんが、お子さんが1歳を過ぎていても、今からでもたくさん抱っこやおんぶ、触れ合いができれば間に合います。

少し大きくなったお子さんには一緒に食べる毎日のおいしい食事も役立ちます。

ぜひ、もう一度わが子の子育てを振り返り、今日は昨日以上の抱きしめや触れ合いを意識してみてはいかがでしょうか。

 

【参考・画像】
※1 仁志田博司『新生児学入門第3版』(2004) - 株式会社医学書院
※2 佐々木正美『子どもへのまなざし』(2005) - 福音館書店
※3 山口創・山口あやこ『脳と体にいいことずくめのベビーマッサージ』(2011) - 株式会社PHP研究所
※4 山口創『幸せになる脳はだっこで育つ』(2013) – 株式会社廣済堂出版
※ Cookie Studio / Shutterstock
※ 著者撮影

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