保育園入園をキッカケに「おっぱい卒業」?卒乳にまつわるQ&A

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いつもは可愛く愛おしいわが子ですが、時には育児や周囲の環境のことで悩んでしまいますよね。

キッズルームを併設している筆者のサロンでは毎週『マミー&キッズDAY』があり、保育士資格をもつシッターが常駐してお客様の大切なお子さんをお預かりしています。そこで活躍している平林さんは、19年の育児と保育士シッター歴12年のまさにベテランママさんです。

そんな平林さんに最近、多く寄せられるお悩み相談は、4月に保育園の入園が決まっており、ママがお仕事に復帰する際の“卒乳”に関しての質問です。

そこで、今回はベテランシッター平林いづみさんに、保育園入園時にママが気になる「卒乳と断乳」に関して、アドバイスを伺ってみましたのでご紹介します。

Q:「卒乳と断乳」の違いは何ですか?

平林さん:「断乳」というのは 日にちを決めてその日からおっぱいとのむことをやめることです。子ども主体というわけではなく、ママがおっぱいを終わりにする日を決めます。
「卒乳」は、断乳とは逆に、徐々に授乳回数を減らしていき(減っていき)こどもが自然と飲まなくなる状況になることをいいます。

関連記事:職場復帰後も母乳育児は続ける?「断乳と卒乳の違い」とは

 

Q.:断乳、卒乳で適切な時期はありますか?

平林さん:世界保健機関(WHO)では、子どもが2歳を過ぎるまでは母乳を飲ませることを推奨しています(※1)が、赤ちゃんが自然に卒乳する時期は、子どもの状況やママの事情によってなど様々です。早い子は1歳になる前に卒乳することもありますが、3歳後半に卒乳するケースも珍しくありません。

1歳前後になると「そろそろおっぱいをやめないと……」と考えたり、職場復帰や保育園の入園を機に「卒乳」や「断乳」を考えるママもいるのでは?

ご家庭によって様々な要因はありますが、基本的にはおっぱいは「何歳までにやめなきゃいけない」という期限や約束はありません。

厚生労働省が2007年に改訂した「授乳・離乳の支援ガイド」にも、授乳をやめる時期については明記されておらず、「離乳については(中略)子どもにはそれぞれ個性があるので、画一的な進め方にならないよう留意しなければならない」と書かれています(※2)

母乳を飲ませることは赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく、ママと赤ちゃんのスキンシップとしての役割もあるので、無理にやめる必要はありません。ママと赤ちゃん双方のタイミングを図りながら、卒乳(断乳)することが大切です。

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関連記事:世界基準は2歳以降!?「断乳・卒乳」はいつがベストなの? #9

Q:無理やり卒乳をするとどうなりますか?

平林さん:日本では、昔からほとんどの人が「断乳」という方法をとってきましたが、最近では赤ちゃんが安心して母乳から離れられるよう見守ってあげる「卒乳」という考え方も、広く浸透してきています。

なかなか卒乳・断乳ができないと、“甘え癖”がつくのでは……と心配になったり、周りの様子を見て焦ってしまったりすることもあるかもしれませんが、親子の大切なおっぱいの時間を2人が満足するまで楽しむことも、とても素敵なことですよ。

「断乳」というのは一方的におっぱいを取り上げてしまうので、私としては、お子さんが納得いくまでおっぱいを飲み自分から離れていく「卒乳」をオススメします。 ですが、「卒乳」には 何歳になるか全く期限がみえません。

子どもによっては全く離乳食を受け付けない場合もありますし、ママが回数を減らそうとするほど、子どもが不安になりおっぱいから離れなくなる場合も多く見かけます。頑張れば頑張るほど子どもは執着してしまうので無理矢理するのはオススメしません。

 

Q:オススメの卒乳方法はありますか?

平林さん:卒乳・断乳は“卒業式”と考え、早めに卒乳準備をしましょう。一般的には、卒乳は時間を減らし→回数を減らし→3日間程やめて→乳房のケアをするといわれていますが(※3)、私は下記の方法をオススメしています。

①:卒乳の前から子どもに「おっぱいそろそろバイバイね」などの言葉をあらかじめ伝えてあげましょう。 赤ちゃんは小さくてもちゃんとママの言葉を理解できますよ。 

②:母乳代わりの水分(麦茶など)と食事はなるべく規則正しく取らせながら、だんだんと授乳時間を減らす。

③:授乳回数も減らしていく。

④:さらに様子をみながら日にちを徐々に空けていく。

⑤:ゴールの卒乳をしたら“乳房のケア”をしましょう。

赤ちゃんが卒乳する上で重要なのは「3度の食事で十分に栄養が取れている状況にする」「お水や麦茶などの水分をコップやマグで飲むことができる」ことです。早めに卒乳準備を始め、赤ちゃんの状況を見つつ「できるまで気長に」という気持ちで徐々に進めていきましょう。

焦らなくて大丈夫! ゴールは子どもと一緒に決めてやっていく方法を私としてはオススメしています。

今はSNSやインターネットで情報もたくさん拡散されていますし、心無い言葉で心が傷ついたり、不安になったり、悩んだりするママのお話をよく伺います。

もちろんいつも自分自身が納得し、周りも納得するようなやり方で子育てが進んでいくとは限りませんが、そんな中でもママと子どもが笑顔でいられるやり方は何かを考えながら進めてみてくださいね。

 

【参考・画像】
※1 世界保健機関(WHO)「Breastfeeding」
※2 厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』p.40
※3 『はじめてのママ&パパの育児』(P.140)五十嵐隆(国立生育医療健康センター理事長)監修
※ Romrodphoto,Evgeny Atamanenko / Shutterstock
【取材協力】

※平林いづみ…オーガニックリラクゼーションサロン『pace(パーチェ)』に常駐する19年の育児と保育士シッター歴13年のベビーシッター。
Blog:『自分を愛して自分らしく生きる生き方をアドバイスいたします
Twitter:いずみ (@izumi_hira) | Twitter

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