
一度見た数字はすぐに覚えてしまうという、ドラマ『相棒』の主人公で“和製シャーロック・ホームズ”と呼ばれる杉下右京ほどは望まないにしても、「もっと記憶力がよければ」と思ったことありませんか?
実は、記憶力のいい人達に共通しているのは、物事を記憶する時、それに関連したものを“イメージする”ということ。つまり、記憶力のいい人は“想像力も豊かである”と考えられるのです。
そこで、今日は『グローバル社会に生きる子どものためのグローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者・平川裕貴が、想像力を高めるための子どもへの言葉がけのコツについてお伝えします。
子ともに単語を教える時は“ストーリーにして”伝えよう
例えば、リンゴの場合、「これはりんごだね。おいしそう」でもいいですが、こんな風に言ってみます。
「これはりんごだね。赤いのや緑のや黄色いのもあっておいしいのよ」
そうすると、色も付けくわえて言うことで子どもは赤いリンゴを見ながら、頭の中で緑や黄色のリンゴを思い浮かべます。色のイメージは記憶にとってとても大切です。
イメージを膨らませる会話術5つ
シンプルな単語でもイメージが膨らむような言葉を入れて教えていくと効果的です。日常でよく使うような単語を例にしてみましょう。
●いぬ
「ほら、むこうから犬が来たね。かわいい犬だね。お散歩しているのかな?」
人が連れていることで、犬は家で飼われる動物だとわかりますね。人がお散歩を含めて面倒をみているのだと理解します。
●とり
「あら鳥がお空を飛んでいるね。ピーピー泣いてエサをさがしているのかな?」
自分も空を飛べたらいいなと思って、どうしたら飛べるのだろうと考えてくれて、それが将来の夢になるかもしれません! また、空からみた景色を思い浮かべているかもしれません。“ピーピー”の一言で鳴き声にも意識が向くでしょう。
●花
「きれいな黄色いお花があるね。もう少しすると花びらがもっと開くのよ。こうして嗅いでみるととってもいい匂いがするよ」
子どもはみんな花が大好きです。花びらが開く想像を膨らませてあげて、香りにも意識を向けさせましょう。匂いが記憶に役立つこともあります。
●カバン
「あの子の赤いカバンかわいいね。●●ちゃんも大きくなったらかわいいカバン持って幼稚園に行こうね」
自分も大きくなって、赤いカバンを持って幼稚園へ行く姿を想像することでしょう。幼稚園に行くために、早く一人でご飯が食べられ、トイレができるようになりたいと思って頑張ってくれるかもしれません。
●石
「あら、大きな石。触ってごらん。硬いね。つまずいたら転んじゃうから気をつけようね」
ものによって硬さが全く違いますし、同じ硬い石でも触った感じは違いますね。また、つまずくと転ぶんだということを知って、危険回避の方法も学んでいきます。
いかがでしたか?
一度や二度の言葉がけでイメージができ、想像力が高まるわけではありません。言葉を覚え始めた子どもには、ママも想像力を働かせて、日々いろいろなストーリーを作って語りかけてあげてください。
その時は、見る・聞く・匂う・触る・味わう、といった五感を刺激する言葉をぜひ入れてくださいね。
(2014年11月11日の記事を再掲載しています。)
【画像】
※ Grezova Olga / Shutterstock
【関連記事】
※ 河豚←正しく読める?「漢字が読めない」赤っ恥ストーリー3選
※ 「他人をバカにする子ども」の親が知らずに言っているNGしつけフレーズ
※ 2歳前後からOK!「聞く力・記憶力・積極性」が伸びる今注目の遊び
※ 将来の学力にも影響する!?「記憶力を低下させる」朝食の組み合わせって?
※ 人気のドラマ【コウノドリ】で話題になった抱っこひも![PR]
※ 乾燥による「カサカサ・かゆかゆ」を防ぐ!赤ちゃんスキンケアのポイントは?[PR]
※ 「赤ら顔」が気になる敏感肌の方必見!出産前後の肌トラブルを乗り切るには?[PR]
【It Mamaからのお知らせ】
月齢・妊娠月齢ごとにカスタマイズできる!サクサク記事を読みたいならアプリがオススメ▼
プレゼントキャンペーンや人気の記事の特集が読める!LINE@で友だち登録はコチラ▼