親が子どもを叩く→「お友達を叩く子になる」!?

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子どもを叩いたことがありますか?

象印が行った『新米パパ・ママの幼児のしつけに関する実態調査』によると、子どもをもつ親のうち、6割以上が「しつけの一環として幼児を叩くことについて必要」と回答していることがわかりました(※1)

「叩くことは悪」、「叩くこと=虐待」と思っている親も少なくない中で、育児中に叩いて良い状況というのはあるのでしょうか?

今回は、教育コンサルタントとして教育業界に10年以上携わっている筆者が、子どもを叩くことについてお伝えします。

叩かれて育って来た親は「子どもを叩く指導方法に肯定的」

子どもを叩いてしまう状況には必ず理由が存在します。

だいたいの場合が、以下のようなことではないでしょうか。

・子どもが言うことを聞かなかった
・危ないことをした
・他人に迷惑をかけた

これらは叱る理由になりますし、うまくいかないと親だってイライラして、つい手がでてしまうことは少なくありません。

叩いて指導する行為は“身体的な痛み”を伴うため、短時間で事態を収束でき、子どももすぐに悪かったことを理解できるという声も聞かれます。

また、先述した象印の調査によれば、自分の親から叩いて指導された経験があると、子どもを叩くことに肯定的であることもわかっています(※1)

 

親が子どもを叩くと、子どもは「お友達」を叩く…!?

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しかし、一般的に“叩く”という行為が肯定されることは、虐待などの観点からまずなくなりました。

そのため、この場合は叩いて良いというような暗黙の了解もなくなったと感じます。

特に相手が小さな子どもの場合は、大人と比べて圧倒的に力が弱いため、叩く行為は一方的な強制力を意味します。

つまり、叩くという強制力を使うも使わないも、その頻度も度合いも、すべて親がコントロールするしかないのです。

叩いて指導することが常態化している家庭もあれば、よっぽどのときに……というケースもあります。叩くことは暴力だと“絶対NG”の親もいるでしょう。

いずれにしても、ゴールは「子どもを正しい状態に導きたい」という親の想いがあってのことなので、家庭の方針や親のポリシーがすべてとなります。

ただし、普段から親が子どもを叩いていると、子どももお友達を叩くことが普通になってしまうことがあるので注意が必要です。

“良かれ”と思ってやった指導が、行き過ぎて逆効果になるということもあるということですね。

 

「イヤイヤ期」には叩く指導が有効なの?

そもそも、子どもが乳児などで小さい場合は、叩いて効果的……なことはないと考えましょう。

“イヤイヤ期”に入った子どもでも、物事への理解力がまだまだ乏しいので、叩かれた意味(=怒られた意味)をきちんと理解することは難しい場合が多々あります。

小さい子どもは、叩かれたら「痛い」「嫌だ」「怖い」と思って泣いているだけで、「自分が悪かったんだ」と意味を理解して泣くほど大人ではありません。

筆者は小さい子どもを叩いて指導する意味はあまりないと考えます。

 

いかがでしたか?

近年は、“怒らない育児”“ほめて伸ばす子育て”派が多くなってきたので、叩く行為は非常にセンシティブです。

叩いて指導するというのは、それぞれ親の考えによります。基本的に“このときは叩いて良し”という場合はなく、親が叩いたときが“叩いてよかったとき”と認識するほかありません。

子どものためを思ってやむを得ずに叩くときには、エスカレートしないように加減や頻度は十分に注意してもらいたいと思います。

何よりも、叩かれた子どもは身体と共に“自尊心”が傷ついています。心のケアも十分に忘れないでくださいね。

 

【参考・画像】
※1「新米パパ・ママの幼児のしつけに関する実態調査」2013年、象印マホービン株式会社
※ Tiko Aramyan、 vesna cvorovic / Shutterstock

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