
「子どものしつけをしっかりしよう!」
ほとんどのママがそのように思いわが子を育てているのではないでしょうか。しかしママ達の思いとは裏腹に、自分の思うようにはいかない子ども。
今回は、It Mama専門家ライターで18年間様々な立場から教育に携わる長岡真意子さん、30年以上子どもの英語教育に携わる平川裕貴さんの人気記事より、子どもがワガママな時の対処法をご紹介します。
ワガママ炸裂!そんな時は会話に「どうして?」を登場させよう

まず、子どもが「このおもちゃがほしい!」とおもちゃ売り場でおねだりしたとします。
こんなとき、魔法の一言「どうして?」を登場させましょう。
いきなり「ダメ!」と怒鳴るのではなく、過去記事「子どもにかけてあげると“考える力”がグーンと伸びる魔法の一言」と同様に、子どもに問いかけるといいのです。
以下に例を挙げます。
子ども「あのおもちゃが欲しい!」
ママ「どうして?」
子ども「だって、みんな持ってるもん!」
ママ「どうして、みんな持ってるの?」
子ども「だって面白いんだもん!」
ママ「どこがどうして面白いの?」
子ども「そのおもちゃでいろいろなものが作れるんだよ。●●とか××とか……」
……さて、ここからが肝心です。
ママ「ホント? じゃあ、一度お家に帰ってどんなものが作れるかママに教えてくれる? 聞いただけじゃ忘れるでしょ。紙に書いておきたいからね。」
子ども「いいよ!」
ママ「家に着くまでに、いっぱい考えておいてね!」
このように、『プリキュア』のおもちゃならどんなキャラクターがいるのか、『トミカ』ならどんな種類の車があるのか、「ママが知りたいから教えて!」と興味を示してください。
すると子どもは、“おねだり”より考えるのに一生懸命になります。そして、そのおもちゃについて親子でリサーチをした後は、どうするのか?
高価なものならできれば、バースデープレゼントかクリスマスプレゼントの候補にしましょう。
「いつ買う」がわかると、子どもも納得してくれやすいですよ。
落ち着かせたい時に、ママと子が「コネクト(つながる)」する方法4つ

長岡さんによると、子どもの感情を落ち着けるために最も有効な方法が、ママと“コネクトする(つながる)”ことといいます。
その具体的な方法をみてみましょう。
※ 公共の場で長い間大声で泣きわめなくなど、周りに迷惑をかけるような場合は、まず、できるだけ落ち着いて接することのできる場に移動しましょう。
(1)温もりのあるコミュニケーションを心がける
目の高さをその子と同じかより低くします。
目を見てうなずき、抱っこして背中をなぜたりトントンしたりとスキンシップをとります。
(2)気持ちを受け止める
好ましくない行動を受け入れる必要はありません。
それでも「あのオモチャで遊びたかったのね」と、その子の気持ちを認め、受け止めてあげましょう。
(3)話すのを止め、聴く
子どもの感情が爆発している時には、説明したり、説教しても全く効果はありません。その子が発する言葉に耳を傾けてみます。
(4)「聴いているよ」と示す
「あのお菓子、お友達の家で食べて美味しかったからもう一度食べたかったのね」など、子どもが「聞いてもらえた」と感じるよう、繰り返してあげましょう。
こうしたことを繰り返すうちに、子どもの気持ちは、落ち着いていきます。
ママも子どもも気持ちが落ち着いたら「しつけ=教え・学ぶ」です。例えば、以下のように話し合ってみましょう。
●例1
「お店に入る前に買うと決めたもの以外は、買わないでおこうね。あのお菓子、今度買い物に行ったときに、来週末ドライブするときのスナックに買おうか」
●例2
「遊びたいオモチャで遊べなくて悲しかったね。じゃあ、遊んでいたところで取られちゃったお友達は、どんな気持ちになったかな? 今度、他の子が遊んでいるオモチャが欲しくなったらどうしたらいいと思う?」
このように、大好きなママと“コネクト”し、気持ちが落ち着いたならば、こうして想像し、覚えておくことができるようになります。
いかがでしたか?
子どもがワガママを言ってどうしようもない時、ママも非常に辛いものがありますよね。
ぜひご紹介した内容を、子どもと接する時の参考にして頂ければと思います。
【画像】
※ LightField Studios , NadyaEugene / Shutterstock
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