「第2子は凍結胚で」これってアリ…!?【妊活QA #20】

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私は39歳のときに長女を出産し、今は3歳になりました。ようやく手がかからなくなったので、第2子を考えています。
でも私はもう42歳、妊娠しにくい体と言えます。しかし長女を授かったときの「凍結胚」が、まだクリニックにあるのです。この凍結胚を用いての第2子を考えているのですが……。メリット・デメリット含め、ゴローさんのご意見をお聞かせください。(Kさん・42歳/会社員)

妻の不妊治療経験者で、「パパになりたい!」男たち101人の本音を聞いた『俺たち妊活部』の著者である筆者が、第2子の不妊治療を考えていきます。

凍結胚ってそもそも何?

まず「トウケツハイ?」と、あまり詳しくない読者のために説明しますね。

『元気な赤ちゃんができる本』(原利夫 著)によると、

そもそも、体外受精や顕微授精で1回に移植できる胚は原則1個。複数育った良質な胚を凍結保存しておけば、移植した胚がうまく育たなかったときに、次の治療で融解した胚を移植できるため、身体的・経済的負担を軽減できます。また、卵子の若返りはできないため、先に採卵・採精を行って胚をストックしておけば、妊娠率を保ち続けることもできます。

ー原利夫 著『元気な赤ちゃんができる本』よりー

つまりすっごく簡単にいうと、健康な胚を冷凍庫に保存。第2子を産みたいと思ったタイミングで体に戻す、ということです。

四十路に突入して卵子の健康状態も良いとは言えない。それなら3年前の健康な凍結胚を使用して妊娠しよう……まるで“SFの世界”です。

質問者さんは「メリット・デメリットはありますか?」とありますが、僕はデメリットはないと考えています。

凍結胚を使ったところで、妊娠率が100%なわけでは当然ありません。

しかし平成も30年を迎える今、こんなSFチックな科学の力でチャレンジできるんですから、ぜひやってみたらいいと思います。

でも“過去の自分を冷凍保存”させる技術なんて、さぞお高いんでしょ? という声も聞こえますが、これが年間たったの2万円。

なぜ値段まで知っているのかといえば、実は僕の妻の胚も今だ凍結保存しているからです。

 

凍結胚は「1年更新制」

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僕と妻は39歳から不妊治療を始め、42歳のときに男の子を授かりました。体外受精の末に授かったので、そのときの凍結胚がまだクリニックに残っているのです。

この凍結胚は1年更新制。毎年秋ごろになるとクリニックから「更新しまっか?」と封書が来て、「YES/NO」に丸をして返信するというもの。

子どもが生まれて3年、つまり妻が45歳になった今年も「YES」に丸をして、返信しました。「もう45歳なんだから諦めろよ、もうムリだよ」という心の声は、正直、自分のなかにあります。

でもね、捨てられないんですよ。

妊娠当時は41歳、つまり4年も前の健康な凍結胚なんですから。そんな“最後の希望の種”を捨てられるわけないじゃないですか。

しかもそれが年間、たったの2万円……あれ? 結構いい商売だな……いやいやこれは冗談です(笑)。

 

「チャンス」があるならやってみても良いのでは

妻は授かるまで2度の流産を経験しました。僕ら夫婦にとって、地獄のような時間も長くありました。そして生まれてきてくれた息子。妻はそのとき、42歳。

妻が産後ウツになったこともありますが、それでもわが息子は天使のように育っています。本当に、世界一かわいい。それだけでも奇跡じゃないかと。

子どもはおろか結婚すら望めないほどすさんでいた自分が、42歳でパパになれた。それだけで充分じゃないかと。

でもねえ……それでも”最後の希望の種”を捨てることが、殺すことが、僕ら夫婦には選択できないんですよ。僕も妻もあと5歳若ければ、絶対に第2子を凍結胚で考えてたはずです。

しかし42歳で生んだのは運命、と思っても……諦めが悪いですね、はい。

たぶん、妻の生理があがるまで更新し続けるのでしょう。しかし質問者さんはまだチャンスがあるのですから、ぜひやるべきです。

 

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考・画像】
※ 原利夫(2012)『不妊治療がよくわかる 元気な赤ちゃんができる本 (池田書店の妊娠・出産・育児シリーズ)』 池田書店 
※  Jomwaschara Komvorn、 Charlie’s / Shutterstock

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