「もう~あなたってダメね~」はNG!? 正しい褒め方・叱り方

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子どもには人から感謝されるような思いやりがある子に育って欲しいですよね。

実は「道徳観を育てるには人柄を褒めるとよい」という実験結果があります。アダム・グラントの著書『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』に、どんな効果があったか具体的に書いていました。

その効果を得るためにどのような褒め方をすればよいのか、叱る場合はどうするべきなのか……。

今回は子育ての参考になるように、3児のパパである筆者が、子育ての事例を交えながらご紹介していきます。

 

褒め方にコツが!? 「道徳観が育つ」実験とは?

著書には、心理学者のジョアン・グルーセックが子どもを対象に行った、大変興味深い実験の様子が書いてあります。

まず、子どもたちにビー玉で遊んでもらい、その中で何人かに友達にビー玉を分けてもらうようお願いしました。

その子たちの何人かに、「ビー玉をあの子にあげたでしょう。きみはいいことをしたね。とても素晴らしいことだ。人の役に立つ行いができたね。」というように、“行動”を褒めました。

次に、その他の子どもたちに対しては、「きみはいつでも、ほかの人を助けたいと思っているんだね。きみは本当に素晴らしい子で、人の役に立てる子だね。」と“人柄”を褒めました。

そして2週間後、「人の役に立てる子だ」と“人柄”を褒められた子どものうち45%が、入院している子どもを元気づけるために図工の材料を寄付しました。

しかし「役に立つ行ないができた。」と“行動”を褒められた子どものうちでは10%にとどまったそうです。

このように、実験では「行動よりも人柄を褒めた方が、より道徳観が高いと感じるようになる」とわかったそうです。

 

ママの言葉通りに子は育つ!子どもの自信つながる「褒め方」

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行動を褒められれば「いいことをした!」と感じるかもしれません。

ただそれよりも人柄そのものを褒められると「自分は役に立てる人間なんだ!」と道徳観や自己肯定感が高まり、人に親切にできるようになります。

確かに「君は本当に素晴らしいね!」と言われた方が、人は嬉しいと感じますよね。

心理学では、「ラベリング理論」というものがあります。これは「あなたは勉強ができる子だね。」と言い続けると、本当にそのような行動をとるようになるという理論です。

ですので、この理論でいくと「あなたってダメな子ね!」と言い続けると本当にダメになってしまうということです……。

このように「人の役に立てる子だね。」と褒めてあげると、自然とそのような行動をとるようになるのだと思います。

 

叱り方のコツ!「行動」にフォーカスする

叱るときは、前述のラベリング理論にもあるように人柄を否定するような叱り方をすると、どんどん本人が否定されたように感じてしまい、自己肯定感が育ちません。

叱るときは褒めるときとは逆に、行動にフォーカスするといいですね。

例えば、食事中の行儀が悪い時に、「そんな行儀の悪いことするのはダメな子だ。」と、人柄を否定して叱るよりも、「○○ということは行儀の悪いことだから、やめようね。」と、行動にフォーカスして叱るようにしましょう。

そうすると何が悪かったのかもわかりますし、その行動を直すようになります。また、なぜその行動がいけないのかも教えてあげるといいでしょう。

 

いかがでしたか?

筆者も叱るときは、つい子どもを否定してしまうこともありますが、叱った後に後悔して気をつけようと反省します。

親もイラっとしている時は、なかなかうまくいかないこともあります。

でも、少しでも気をつけるようにすれば、子どもも自分も気持ちが楽になります。そして、より道徳観や自己肯定感が高められるかもしれないですね。

 

【参考】
『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』(三笠書房)
※  Yuliya Evstratenko / Shutterstock

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