妻から夫へのDV相談が1年で2倍に!「何気ないあの一言」が離婚に発展?

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ちょっとした夫婦間のすれ違いや言い争いから、暴力等に発展する“DV”。

その数は年々増加傾向にあり、深刻な問題になっています。その内容に見落とせない事実が明らかになってきました。

警視庁が公表する統計データによると、過去4年間で男性のDV被害を訴える相談件数が増えており、昨年の男性からの相談件数は一昨年の2倍以上となっています。※1

そこで今回は、妻から夫へのDVについて実際の事例をもとに弁護士の筆者が解説したいと思います。

妻からのDVは「暴言・暴力」が多い?実際の相談事例5つ

DVというと男性から女性(夫から妻)に対して行われるという印象が強いと思われます。

しかし、警視庁統計データのように実際の相談事例・離婚案件などにおいても男性がDVまたは少しエスカレートしたらDVに該当する行為を受けていることが増えてきているように感じます。

たとえば、私が扱ったケースや公表されている事例では、以下のような妻(交際相手)からのDVがあります。

(1)道具を用いた攻撃

・ハサミや包丁などの刃物を手にもって「早く○○(家事など)しろよ!グズ!」などと脅す。

・バットや水筒などの子どものおもちゃや日用品で殴る。またそれらを投げつけてくる。

 

(2)相手の人格や家族の罵倒

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・「教養がなくて仕事も遅いから稼ぎが悪いんだ!」、「あんたと話しているとバカがうつる!」、「親が親なら子も子ね。本当にどんくさい。」などと罵倒を繰り返す。

また,暴言・暴力以外のDVとしては、

(3)食事を作らない、食べている最中に下膳する。

(4)職場や相手のコミュニティの人たちにあることないことを吹き込む。

(5)逆らえない相手をあえて挑発・攻撃し、「抵抗したらDVで警察に相談してやる」などと脅して服従させる。

というケースもありました。

女性によるDVはこのような特徴がありますが、抵抗できない相手を心理的に追い詰めるという点で男性によるものとは異なりません。

DVとは相手を支配するものですから、肉体的には男性のほうが強いからDV被害に遭わないというのは間違いと言えるでしょう。

 

「DV被害」と訴えられた場合どうなるか?

女性から夫や交際相手にDVをしてしまった場合、民事責任の追及・離婚請求・刑事罰を受け得るということも男性と同様です。

とくに、最近は離婚事案において妻からのモラハラやDVを離婚原因として主張する(主張される)ことが多くなっており、行き過ぎた暴言や暴力が破綻を招いた一要因として考慮されることもままあります。

子どもがいる場合には、離婚後の親権者が父親になり二度と会えなくなってしまう可能性も出てくるでしょう。

 

いかがでしたか?

男女を問わず、相手が言うことを聞いているという支配欲が満たされた状態では徐々にエスカレートしてDVに当たる行為を繰り返してしまいがちです。

DV該当行為が一度や二度では離婚されたり、子どもに会えなくなったりすることはないでしょうが、“子どもの生育に悪影響を与える”ことは間違いありません。

事例のような行動をしていなくとも、何気ない一言やちょっとした行動がDV予備軍になっている可能性は大いにあります。

一度胸に手を当て男性によるDVと同じような行為を夫や交際相手にしていないか考える機会になっていただければと思います。

 

【参考・画像】
 配偶者からの暴力事案の概況 – 警視庁
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