実はNG!?「ウソ泣きはやめなさい!」 が子どもに逆効果な理由

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子どもにウソをつかれるのも、大泣きされてしまうのも、どちらも親は気になります。

ましてやそれが合体した“ウソ泣き”だったら、「どうして?」「ウチの子何か問題があるのでは?」と悩んでしまいますね。

ここでは、子育て心理学でママをサポートする活動を行っている筆者が、心理学の考えから“子どものウソ泣き”について見ていきたいと思います。

佐藤めぐみ

「言葉のウソ」と「ウソ泣き」…原因は一緒なの? 

子どものウソで悩む親は非常に多いものです。カウンセリングでもたびたび話題になります。

「言うことを聞かなくて困る」、「すぐにケンカを起こす」なども悩みの種なのですが、「わが子がウソをつく」という事実は、それ以上にショックに感じられるようです。

ウソをつくには高い思考力が絡むこともあり、その分親には、根の深い問題に感じられるのでしょう。

心理学的に見ると、子どもが発する”言葉でのウソ”というのは、自己防衛のためがほとんどです。

叱られたくない、周りによく思われたい、欲しいものを手に入れたい、できればやらずに済ませたい、責任を逃れたい……。

そこには、相手をだまそうとか、出し抜こうというような“意地の悪い心理”は働いておらず、あくまで、自分の面子を守りたいというのが一番の目的になります。

では、言葉で発するウソではなく、「ウソ泣き」はどうなのでしょう?

 

ウソ泣きの心理、叱ってしまうのは逆効果に…!?

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子どもが、泣くほどのことではない状況で、ウソ泣きをする心理は、言葉のウソとは若干ニュアンスが異なります。

言葉でのウソは ”自分を守ること”が目的ですが、ウソ泣きの場合は、”注目してもらう”ことが動機になっているケースがほとんどです。

たとえば、

・ちょっとぶつかっただけで、大泣きをする

・部屋の隅に立って、一人でしくしくと泣く

・兄弟げんかでママに責められたお兄ちゃんが大声で泣く

という状況。よく見ると、涙は出ておらず、声だけ……。

それを見たママはウソ泣きだとすぐに気づきます。「ウソ泣きなんかして!」と思わず言ってしまうこともあるでしょう。

でも待ってください。

ウソ泣きは、涙は出ないだけで、心の訴えであることは確か。

小さいうちは、その訴えが具体的に何かを自分でも把握できていないことが多いですが、「なんだか寂しい」「ママに味方してほしい」「かわいそうだって言ってほしい」という思いを表出した形が、ウソ泣きなのです。

これも、広い意味では、自分を守りたい心理が働いていると言えますが、言葉のウソよりももっと「かわいそうなボクをかまって!」というニュアンスが強くなります。

それに対し、「分かっているのよ、ウソ泣きだって!」「涙が出ていないでしょ」のように叱ったり諭したりしてしまうのは逆効果。

「かまってほしい」という訴えを、逆に退けてしまうことになります。

 

ウソ泣きをしたら、親はどうしたらいいの?

ウソ泣きは、言葉ではうまく言い表せないものの、何かしらのわだかまりが心にあるサイン。

多くは「かまってほしい」という気持ちから来ていますので、そこを充足していくのが一番です。

ポイントとしては、ウソ泣きをしたときにかまってあげるのではなく、普通にしている時間にかまってあげることです。

もし、ウソ泣きしたときだけかまってあげると、子どもは、「やっぱりウソ泣きは効果的だ」と理解し、さらにウソ泣きを使うようになります。

ウソ泣きを強化しないためにも、普段の時間の過ごし方をぜひ工夫してみてください。もっともおすすめなのは、スキンシップです。

・一緒にお風呂に入る

・抱っこしたり、頭をなでてあげる

・ボディータッチを含んだ遊びをする

など、分かりやすい愛情伝達が効果的です。

言葉のウソとはニュアンスの違う「ウソ泣き」。

その対処法は、ウソ泣き以外の時間を充実させていくことにあります。

 

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