夕方~子どもの落ち着きがない?「むずむず脚症候群」症状をチェック!

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突然ですが、お子さんはスムーズに入眠することができていますか?

夜眠る時、もしも“脚が痛い”“動きたい”などと落ち着きがなくなり、脚を動かし始めてなかなか眠ることができないという場合、「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群:RLS)」である可能性があります。

これは、子どもの睡眠を妨げるひとつの要因とも言えます。

あまり知られていないため、ただの成長痛や子どもの気まぐれだと判断されてしまい、きちんとした対処をされないままになってしまうケースも多いのです。

今回は、医学博士の川上智史先生監修のもと、2児のママである筆者が子どもの睡眠を妨げる“むずむず脚症候群”についてご紹介します。

むずむず脚症候群とはどんな病気?

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子どもが「脚がかゆい、痛い」などと言い出した時、原因は何だと思いますか? 

筆者の3歳の息子も入眠時に稀にそのようなことを言いますが、まず手足口病などの感染症を疑い、感染症の症状が見られなければ「きっと一時的なことだったのだろう」と放っておいてしまうことがほとんどです。

しかし、もし頻繁にお子さんが脚を痛がったりかゆがったりして、入眠時に脚を動かしているようであれば睡眠を妨げるひとつの要因として注目されている“むずむず脚症候群”かもしれません。

睡眠障害に詳しい医師坪田聡氏の著書『不眠症の科学』(※1)によれば、以下の症状が見られる場合は“むずむず脚症候群”である可能性が高いとされています。

・ふくらはぎや足の甲、足の裏の異常感覚のために、脚を動かしたいという欲求が強い
・睡眠中に落ち着きなく脚を動かす
・異常感覚は安静にしているとひどくなり、脚を動かすと軽くなる
・症状は必ず夕方から夜にかけてひどくなる

大人の場合、上記の症状をきちんと伝えることができますが、小さな子どもの場合はこの”異常感覚”をうまく伝えることができないため適切に判断・治療をされないことが多いといいます。

子どもの場合は、以下の項目に当てはまるかどうか親が特に気をつけて見てあげると良いと思います。

・夕方から落ち着きなく動きまわる
・寝床で脚を頻繁に動かす
・脚を布団や親の体の下に入れようとする
・脚をさすってやらないと寝つかない

(※2) 2012年『保健医療科学』に掲載の『子どもの睡眠』から引用

また、子どもの場合には気分の落ち込み、気力の低下、集中力の低下などの精神症状が認められるとされており、日中の症状にも気を配る必要があるようです。

 

原因と気をつけること 

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先出の論文によれば、睡眠不足やストレス、カフェインが原因となっていることもあるため、まずは子どもの睡眠習慣を見直し、睡眠の質を高めてあげることが重要だと考えられます。

また、鉄分不足も原因のひとつとされているため、食生活を見直してみるのもおすすめです。

・レバー
・ヨーグルト
・チーズ
・納豆
・ひじき
・ほうれん草、小松菜

などが鉄分不足を補うのにおすすめです。

幼児食アドバイザーの資格を持つ筆者からの注意点として、鉄分には体内に吸収されやすい”ヘム鉄”(レバーなど)と吸収されにくい”非ヘム鉄”があります。

野菜や穀物、卵、海藻などの非ヘム鉄の食材を摂取する際には、鉄分の吸収を促すビタミンCや動物性タンパク質を一緒に摂るように調理方法を工夫してみてくださいね。(※3)

 

認知度が低く見過ごされがちなむずむず脚症候群。

睡眠は子どもの健康と密接に結びついています。

症状がひどく十分な睡眠がとれていない場合には軽視せず早めに小児科を受診し、お子さんの睡眠の質を高められるように対処していきましょう。

 

【この記事の監修】

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

 

【参考・画像】
※1 坪田聡『不眠症の科学』(2011)- サイエンス・アイ新書
※2 亀井雄一、岩垂喜貴『こどもの睡眠』(2012) – 保健医療科学Vol.61
※3 ヘム鉄 / ヘム鉄とは – ILS
e-ヘルスネット – 厚生労働省
※ Olga Listopad、kwanchai.c、fuumi901 / Shutterstock

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