他人の子を叱るのはアリ!? 「ケンカ両成敗」の上手な叱り方

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よその子を叱れますか? なかなか勇気のいることですよね。

子どもが複数集まると、「おもちゃを取った・取られた」「叩いた・叩かれた」とケンカが始まります。

自分の子どもがやられっぱなしだと、つい、相手の子どもにガツンと雷を落としたくなります。

でも、それは親として正しい選択なのでしょうか?

そこで、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者であり教育専門家の立石美津子が “よその子をどう叱るか?”についてお話します。

立石美津子

2~3歳の子ども同士のケンカ、主な原因は?

穏やかな子、ケンカっ早い子、どんな性格の子であっても、3歳くらいまでの子どもは自分中心の世界に生きています。つまり“自己中”

「これこれ、こういうことをしたら、相手がどう感じるか」とか「自分が同じことをやられたら、どう感じるか」なんて相手の立場に立って考えることができないのです。

だって、そもそも自分は相手ではないのですから…。

相手の立場に立って考えること、これを専門用語で“心の理論”と言います(※1)が、4歳未満の子どもであれば、まだこれを獲得していないと思われます。

 

相手の子を叱るには、「ママ同盟」も重要!

出典:https://www.shutterstock.com

“子どものケンカに親がしゃしゃり出ない方がよい“と耳にはしますが……ただ、一方的にわが子が叩かれっぱなし、やられっぱなしの場合、放っておくわけにはいかない場面が出てきます。

そんなとき、エキサイトするモーレツ母さんになって、よその子に「なんでうちの子を叩くの!いい加減にしなさい!」と怒鳴りつけてしまうと、相手の親御さんは不愉快な思いをするでしょう。そして、その後の関係が気まずくなるでしょう。

そんなときは、相手のお子さんに「叩くと痛いから、お口で『おもちゃ貸して』と言ってね。」と教えてあげましょう。

相手は「うちの子のしつけができていなくて」と恥ずかしい思いをするでしょう。

怒鳴りつけるのではなくあくまで “教え諭す”姿勢で言えば、ママ友同士のトラブルも多少は回避できますよ。

もし、信頼関係がしっかりできている親しいママ友の間だったら、「自分の子でなくても悪いことをしたら、わが子だと思って愛を持ってお互いの子を叱ろうね!」と同盟を結んでおくとよいですよ。

 

ケンカ両成敗の上手な叱り方

”喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)”と言う言葉があります。“ケンカをした者は、双方とも悪いとして処罰する”ということです。

子ども同士のケンカが起こった場合は処罰しなくとも、「ケンカするのは両方ともよくないね」といい、どうしてケンカになったか双方の言い分を聞いてやりましょう。

まだまだ、相手の気持ちを理解できる年齢ではありませんが、親に聞いてもらえることで子どもはすっきりし、気持ちの整理整頓ができます。

同時に相手の言い分を聞いて、他人の気持ちに気づくこともできます。

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子どもは子ども同士ぶつかることで、人間関係を構築するための練習をしているのです。

よく、幼稚園入園前に公園で“傍若無人”に振る舞うわが子を見て「幼稚園に入る前に、お友達と仲良く遊べるようにしつけなきゃ!」と焦っているママがいますが、前もって無理やり練習する必要はありません。

幼稚園という集団生活に入って、生の人間同士ぶつかって初めて学べることもたくさんあるものです。

「このまま放っておくとケガをする」ような危険なこと以外は、見守る姿勢も大切かもしれませんね。

 

【参考・画像】
※1…心の理論とは、他者の心を類推し、理解する能力である。( 心の理論 – 脳科学辞典
※ SpeedKingz – Shutterstock、(C)あべゆみこ

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