小学校前に知っておいて!子どもの「いじめとケンカ」の違い

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「ささいなケンカは見守りましょう」「ケンカから社会性を学ぶ」

こんな風に、ある程度のケンカが容認される一方で、「いじめは許さない」「早期対応が大切」

といじめは“絶対NG”の風潮があります。この違いは何でしょうか?

今回は、子どものいじめについて、長年様々な家庭やお子様の様子を研究してきた教育コンサルタントの筆者がお伝えします。

いじめとけんかの違いとは?

警視庁によると、2016年には320人もの小中高生が自殺をしたそうです……。

いじめが原因だった子もいるなど、大きな問題となっている“いじめ”。

“けんか”と間違えるほど、判断は紙一重のときもあります。

そこで文部科学省の定義を参考に、“けんか”との違いをまとめてみました。

・いじめは、いじめる方が強い立場にある(けんかは対等にやり合う)

・いじめは、いじめられた方ばかり心身が傷つく(けんかはお互いに傷つく)

・いじめは、いじめる方が止めない限り続く(けんかはどちらかが止めれば終わる)

つまり、けんかは同じ立場でストレートに感情や肉体をぶつけ合い解消していく感じですが、

いじめは、いじめる側が強い立場で一方的に続くイメージになりますね。

 

いじめが起きる要因

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大人の目が届く幼少期は、いじめが問題になることはまずありません。

なぜなら、子どもはトラブルが起こるとすぐに親に訴えますし、問題が深刻化する前に親が介入するからです。

いじめに発展しやすいのは、小学生以降で子どもが物心も知恵もついてからでしょう。

仕事柄、様々ないじめを聞くのですが、要因はささいなことから人権にいたるまで多様です。

子どものいじめが怖いと思う点は、いじめていた子がいつの間にか“いじめられっ子”になったりすること。

ちょっとしたきっかけで、周囲の反応や立場が変わり、現実を受け止めきれずに不登校になることもあります。

特に、以下の点が筆者のこれまでの経験上いじめの要因になることが多いと思います。

 

【悪口を言う/言われる】

知らないところで悪口を言われて陥れられたリ、悪口を言ったら逆に引かれてしまったりと、大人顔負けの要因です。

 

【乱暴・暴力】

本人はふざけたつもりでも、度が過ぎれば暴力、しつこいと誰も近寄らなくなります。逆に暴力を武器にして取り巻きをつくっている集団はさらに陰湿です。

 

【不潔】

不潔が原因でバイ菌扱いされたり、ひどい言葉をかけられているうちに常態化し、いじめに発展します。

 

【暗い/反応が悪い】

子どもの付き合いは、コミュニケーションがとても大事。やり取りがスムーズにいかない、楽しくないなどの理由でも避けられます。

 

【恋愛感情】

「実は好きで、ついちょっかいをだしてしまう」パターン。やる方は照れ隠しのつもりでも、やられた方はストレスが溜まります。このように相手が心理的な苦痛を感じたら、この段階で“いじめられた”と言えるのです。

次のページでは、わが子がいじめられた時の対処法についてご紹介します。

 

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