「○○君がイジワルする~」を解決!海外の幼稚園のやり方とは?

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「○○ちゃんがオモチャかしてくれな~い」「○○君がイジワルする~」

お友達と遊んでいると、子どもがこうした“苦情”を言ってくることって、よくありますよね。

そのたびに、「○○ちゃんが使い終わるまで待ってみたら?」「止めてって言っても止めてくれないなら他の子と遊んでおいでよ」とアドバイスしたり、または仲裁に入ったりと、ママも大忙しです。

この記事では、17年間米国で教育に携わる筆者が、米国のキンダー(年長)や小学校で用いられている”子ども間の葛藤を子ども自身が解決するサポート”についてご紹介します。

長岡真意子

米国の幼稚園や小学校で採用されている「あるメソッド」とは?

普段、お友達との間で葛藤を抱えた時“どんな選択肢があるか?”について、話し合っておきます。

例えば、米国のキンダーや小学校では、「ケルソ」という名前のカエルを主人公にした『ケルソの選択』というメソッドが用いられています。こちらのメソッドをご紹介します。

『ケルソの選択』(DVDキットも販売されています。※インポート)

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Confilict Management Kit 4th Ed. [DVD] [Import]出典:https://www.amazon.co.jp/

問題を前にしたら、まず以下の選択肢から1つか2つを試すよう話します。

・話し合う
・順番にする
・無視する
・その場を離れる
・「やめて」と言う
・謝る
・交渉する
・待って頭を冷やす
・他の遊びにうつる

上記のワードはイラストチャートで表されており、このようなチャートを家のどこか壁に貼っておくと、子どもの頭にも入りやすいです。

また選択肢を試してもうまくいかなかったり、子ども自身が手に負えないと感じる“大きな問題”は、大人に話すよう伝えるのも大切です。

 

「〇〇ちゃん(くん)の選択は?」と聞いてみる

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お友達と遊んでいる時に困った様子だったり、苦情を言ってきたら、「あなたの選択は?」と聞いてみます。

子ども自身が選択肢を思い出し、自ら葛藤を解決しようとすることで、自分の頭で考え工夫する姿勢が身につきますし、「自分で解決できるんだ!」という自信にも繋がります。

そしてこうした姿勢や自信とは、きっと将来、その子が人の間で力を発揮するための土台となるのではないでしょうか。

 

少子化や都市化の進む「現代の子ども」に必要なコトって?

『ケルソの選択』を開発したダイアン・リー氏とバーバラ・クラーク氏は、長年、教育現場で今日の子どものあり方を目の辺りにするにつれ、“人間関係の葛藤を解決するシンプルで実用的なプログラムの必要性”を感じたといいます。(※1)

こうした知恵とは、大家族や村が主流の一昔前の社会では、密な親族や近所関係を通して、自ずと身につけられたことなのかもしれません。

それでも少子化や都市化の進む現代の多くの子ども達は、こうして言葉を用いた話し合いで補うことが、必要になってきているのではないでしょうか。

葛藤を解決するための選択肢を話し合うこと、そして「あなたの選択は?」と聞いてみること、ぜひ試してみてください。

【画像】
※  stockphoto mania、Stephen Coburn / Shutterstock

【参考】
※1 About the Authors – Kelso’s Choice
『Kelso’s Choice(ケルソの選択)』
※ Confilict Management Kit 4th Ed. [DVD] [Import] – Amazon

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