「歯の数が足りない!?」生後6ヶ月〜3歳の乳歯のアレコレQ&A

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歯の生え始めの生後6ヶ月頃から3歳までは乳歯が生えてきて、子どものお口の中もダイナミックに変化する時期です。

この時期は仕上げ磨きが大変な時期とも重なり、むし歯予防に関して手探り状態のママも多いのではないでしょうか。

また、生えてきた歯を見て「これで大丈夫なのかしら?」と不安になることもありますよね。

今回は、ママ歯科医である筆者が、生後6ヶ月〜3歳頃のお子さんのママによく聞かれる質問を解説します。

「先生、コレって大丈夫?」編

(1)歯に白いチョークでラインを引いたみたいに見えるけど……

上の前歯も生えそろった1歳〜2歳頃、上の前歯の歯肉に沿って、白いチョークで縁を描いたようなものが歯ブラシでもとれない、と受診されることがあります。2、3歳では奥歯の歯肉に沿って見られることも。

これは、“初期むし歯”であることが多いです。初期むし歯とは、むし歯の赤ちゃんのような状態で、まだ穴はあいていませんが、エナメル質の表面が溶け始めてツヤが失われているために、白く濁って見えたり、薄い茶色に見えたりしています(※1)。

むし歯と言われるとショックですが、初期むし歯の段階であれば、穴はあいていないので再石灰化が期待できます。おうちではフッ化物配合ジェルを使ったり、歯科医院でフッ化物を塗布してもらいましょう(※1)。

 

(2)フッ化物って何歳からスタートしたらいいの?

「赤ちゃんに歯が生えてきたし、むし歯にはフッ化物がいいって聞いたけど、何歳から使えばいいの?」という質問は大変多いです。

歯は生えてきたときはまだ未熟な状態です。生えてから2〜3年は唾液中のカルシウムなどが沈着することで成熟していきます。

つまり、生えてから2年ほどの間はフッ化物を使うと歯質強化の効果バツグンなのです。

歯医者さんで塗るフッ化物は、上下の前歯がそろってきたら定期的に塗ってもらいましょう。

おうちでのケアには、フッ化物濃度が500ppmFのジェルやフォームタイプものを選びましょう。使う量は切った爪程度で十分です。

うがいができない時期は、ガーゼで余分なジェルを拭き取るといいでしょう(※2,3)。

 

次項では、子どもに歯が生えてくると気になってくる“かみ合わせ”についてご説明します。

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