「もっと早く受診すれば…」不妊治療した人の7割が後悔

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ドイツの製薬会社、メルクセローノの日本支社が、妊活経験のある20~40代の男女267人(男性135人、女性132人)を対象とした調査レポート「妊活および不妊に関する意識と実態調査」を発表しました。

“妊活そのもの”に対する、妊活や不妊治療未経験者も対象とした意識調査はいくつかあるものの、経験者の実態や考えに踏み込んだレポートはまだそう多くありません。

経験者たちが語る不妊治療の実際をみていきましょう。

 

既婚女性の3人に1人が不妊で悩んだ経験アリ

レポートでは、まず事前調査として20~40代の男女約2万7,000人に対して不妊で悩んだ経験や妊活経験をしたことがあるかを聞いています。

「不妊で悩んだ経験はありますか」という質問には、既婚女性のなんと3人に1人が「過去に悩んだことがある」「現在悩んでいる」と回答既婚男性も4人に1人が同様の回答をしています。

そのうち、不妊治療を受けたことがあるのは既婚女性では7人に1人、既婚男性では10人に1人という結果でした。

この後の結果にも繋がりますが、やはり妊娠をするのが女性である以上、女性の方が深刻な悩みを抱えていることがうかがえます。

 

不妊治療経験者の7割「もっと早く受診すれば」

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妊活経験のある20~40代の男女267人を対象とした本調査では、妊活後「不妊症かもしれない」自覚した後、男女ともに約4割の人が半年以上経ってからようやく不妊治療を受診したと回答しています。

その理由を聞くと(選択回答)、

女性1位:子どもを授かるのに自然に任せたかったから(53.3%)

女性2位:費用がかかるから(32.8%)

男性1位:子どもを授かるのに自然に任せたかったから(56.3%)

男性2位:ご自身が不妊だと認めたくなかったから(21.8%)

という結果でした。

さらに20%以上の女性が「何がベストの治療法かわからなかったから」「どれが良い病院・クリニックかわからなかったから」という理由も挙げています。

そのうえで不妊治療経験者に、もっと早く受診すればよかったと思うことがあるかと聞いたところ、男女ともにおよそ7割の人が「もっと早く受診すればよかった」と回答しています。

これは見方を変えると、“妊娠する”という結果だけを考えればもっと早く受診した方が良いことは誰でも頭ではわかってはいるものの、気持ちを落ち着ける、納得させるのに半年程度の時間が必要だということかもしれません。

 

約7割の女性がパートナーに「関心を持ってほしい」と感じている

また、調査では不妊治療で望むことを聞いたところ(選択回答)、

女性1位:効果(妊娠確率)が高い(84.8%)

女性2位:治療費が安く済む(70.5%)

男性1位:効果(妊娠確率)が高い(79.3%)

男性2位:安全性が高い(副作用が少ないなど)(52.6%)

という結果となりました。

望むことは男女ともに「効果(妊娠確率)が高い」が約8割を占め、次いで「安全性が高い(副作用が少ないなど)」「治療費が安く済む」となっていますが、課題となっているのは医療体制だけではありません。

また不妊治療時に望むパートナーのサポートを聞いたところ(選択回答)、

女性1位:関心を持ってほしい(68.9%)

女性2位:話を聞いてほしい(62.9%)

男性1位:一緒に通院してほしい(58.5%)

男性2位:話を聞いてほしい(34.1%)

という結果でした。

女性がパートナーである男性に今以上のサポートする姿勢を望んでいるということは「不妊治療で初めて受診するとき、誰と行きましたか?」「不妊治療時のパートナーのサポートは?」という質問の結果にも表れています。

男性は「パートナーと」「サポートしてくれた」という回答が8割を越えるのに対して、女性は「一人で」という回答が過半数を占め、かつ「サポートしてくれた」という回答が男性よりも10%以上下がっていました。

 

“子どもを授かりたい”というゴールが一緒でも、今回の調査結果をみてもわかる通り、男女には細かな考え方の差異がいくつもみられます。

互いに力を合わせて乗り越えられるよう、パートナーへの気遣いを常に心がけるようにしてくださいね。

 

【参考・画像】

「妊活および不妊治療に関する意識と実態調査」 調査結果概要 – メルクセローノ株式会社

※ Photographee.eu、Olena Yakobchuk / Shutterstock

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