科学的に証明!「 パパ」の存在が子どもの成長に与える影響3つ

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“子育て”というと、まずはママが注目されがちです。

例えば、子どもに問題行動が見られるなら、専業主婦でも共働きであっても、まずはママが矢面に立つことが多いものです。

それでも、パパの存在も、子どもの成長に大きな影響を与えると分かっています。

この記事では、人類学を学び17年間教育に携わる筆者が、子どもにとっていかにパパの存在が重要かについて、そして子どもと過ごすことがパパにもたらす変化についての科学的研究をもとにお伝えします。

長岡真意子

 

パパの存在が子どもの成長に与える影響3つ

(1)パパからの“拒絶感”が子どもの問題行動を引き起こす(*1)

人類学者ロナルド・ローナー氏は、世界中の家族を調べた結果、子供の自己評価の低さ、攻撃性、不安感、非行などの問題は、ママよりもむしろパパからの拒絶感によるところが大きいとしています。

(2)パパの接し方が子どもの「やり抜く力」を左右する(*2)

家族心理学者ラウラ・パディリア=ウォーカー氏率いる研究チームは、パパがより民主的に子どもに接することで、子どもはより“やり抜く力”を育むと報告しています。

有無を言わさず子どもをルールに従わせようとしたり、逆に子どもにしたい放題させたり、または子どもに無関心であるよりも、ルールの理由を説明し、子どもの意見にも耳を傾け話し合うことで、子どもは「最後まで頑張るぞ!」といったやり抜く力を培うというのですね。

(3)パパとの関係が思春期の女の子の性的問題に繋がる(*3)

ヴァンダービルト大学の研究では、5歳から7歳頃までパパと充実した時を過ごし、パパと温もりある良好な関係を築いたティーンの女の子は、第二次性徴期もより遅く、性的な問題を起こしにくいとされています。

(4)パパと過ごすことでIQアップ(*4)

イギリスの心理学者ダニエル・ネットル氏による研究では、パパと一緒に過ごすことが多い子の方が、IQがより高くなると報告されています。

これらの研究によると、子どもの健やかな成長にとって、パパの存在が重要なカギとなるというのですね。

 

子どもとの時間がパパの身体に変化を起こす!?

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子どもの発達にとってパパの存在が大切、とはいえ、妊娠・出産・授乳とママのようには身体の大変化を体験しないパパは、子育ての始まりから、少し“置いてきぼり”な気持ちになることもあるかもしれません。

それでも、赤ちゃんや子どもと共に過ごすほど、パパの身体にも次のような3つの変化が起こることが分かっています。

(1)不安感を和らげ、気持ちを穏やかに落ち着かせ、信頼感や相手との繋がり感を強めるホルモン「オキシトシン」レベルがアップする。(*5)

(2)哺乳類や鳥に「子育て行為」を起こさせ、母乳の分泌も促すホルモン「プロラクチン」レベルがアップする。(*6)

(3)競争心を強め、リスクを好み、刺激を求める男性ホルモン「テストステロン」が減少し、周りの人々への共感力が高まる。(*6)

子育ての始まりにはママほど赤ちゃんに思い入れができなかったパパも、子どもと共に過ごすほど、子どものニーズを感じられる子煩悩なパパへと変身していくのですね。

こうした研究をパパにも理解してもらい、忙しいスケジュールに少しでも子どもと過ごす時を組み込めるよう、夫婦で話し合っていきたいですね。

 

【参考・画像】

※ (*1)‘Transnational Relations Between Perceived Parental Acceptance and Personality Dispositions of Children and Adult.’ BY Abdul Khaleque, Ronald P. Rohner 2011

(*2)’Keep on Keeping On, Even When It’s Hard! Predictors and Outcomes of Adolescent Persistence’ BY Laura M. Padilla-Walker, Randal D. Day, W. Justin Dyer, 

(*3)‘Vanderbilt University. “Father-Daughter Relationship Crucial To When Girls Enter Puberty, Researchers Say.” ScienceDaily. ScienceDaily, 27 September 1999. 

(*4)‘Why do some dads get more involved than others? Evidence from a large British cohort’ BY Daniel Nettle

(*5)Gettler LT, McKenna JJ, McDade TW, Agustin SS, and Kuzawa CW. 2012. Does Cosleeping Contribute to Lower Testosterone Levels in Fathers? Evidence from the Philippines. PLoS ONE 7 (9): e41559 DOI: 

(*6)‘Prolactin, Oxytocin, and the development of paternal behavior across the first six months of fatherhood.’ BY Gordon I1, Zagoory-Sharon O, Leckman JF, Feldman R.

※ Syda Productions、 Photographee.eu / Shutterstock

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