「子どもはまだいいや…」が命取り!? 夫婦で知っておきたい妊娠リミットのリアル

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元AKB48の川崎希さんが不妊治療中であることを告白したり、女優の加藤貴子さんがテレビで44歳で第1子を出産、46歳で第2子を授かるに至った過酷な妊活事情を語ったりするなど、”妊活”や“不妊治療”という言葉が身近になってきました。

ただ、それを“自分事”として捉えている方というのは、実は少ないようです。 

「子供はいくつになってもできる。まだ20代だし、子供を持つなんて私たちはまだまだ」なんて思っていませんか? 避妊をやめればすぐ妊娠する、と思っている人もいるようですが、実際はなかなかそううまくはいかないのがリアルなところのようです。

「あのとき、もっと早く妊活に取り組んでおけば……」「もっと妊娠と出産に関して事実を知っておけば……」と後悔することのないよう、今回は”妊活のリアル話”をお伝えしたいと思います。

黄本恵子PF

 5.5組に1組は不妊!年々増加する不妊カップル

『不妊症』とはどのような状態をさすのかというと、世界保健機構(WHO)の定義では、”妊娠可能なカップルが定期的に避妊せずセックスを続けていても、 1年以上妊娠に至らない状態”としています。これに習って日本産婦人科学会でも2015年に期間の定義を「2年」から「1年」に変更しました。通常は、1年で約80%、2年で約90%のカップルが妊娠するといわれています。

この不妊で悩んでいる人は今、日本でどれぐらいいると思いますか? 不妊体験者を応援するNPO法人「Fine」のホームページには、こう書かれています。

日本で不妊症に悩むカップルは5.5組に1組といわれ、何らかの不妊治療を受けている人は50万人と推測されています。

近年、日本で不妊に悩む人は、減少するどころか増えているとさえいわれています。

そこには、結婚年齢の上昇や子宮内膜症などの病気の影響、ストレスなどによる ED(勃起障害)やセックスレスなど、さまざまな問題が影響していると考えられます。

不妊はどちらかに問題があるのではなく、カップルで乗り越える問題ということが改めてわかりますね。

結婚時期が変わっているのに「妊娠適齢期」は大昔から変わらない!

不妊に悩む夫婦がなぜこんなにも増えているのか? それはやはり“年齢”が大きく関わってきているようです。“結婚適齢期”という言葉はすでに死語となり、30代、40代で結婚する女性も珍しくはなくなりましたね。

内閣府によると、平成24年度の平均初婚年齢は男性30.8歳、女性29.2歳となり、第1子出産時の女性の平均年齢が30.3歳となっています。

しかし、女性の卵子というのは、毎日作られる精子と違って減っていく一方です。胎児の頃には700万個あった卵子は赤ちゃんとして生まれるときにはすでに200万個にまで減り、三十五歳では数万個にまで減少しています。

女性は閉経の約10年前にはもうすでに妊娠できない体になっていて、早い人では35歳で卵子の消費期限が来るというのです(閉経時期には10年ほどの個人差があるとされています)。

「仕事が落ち着いてから」「経済的余裕ができてから」と思う35歳ごろには、簡単には妊娠しない体になっているかもしれません。

しかし! 卵子の老化はコントロールできないかもしれませんが、妊娠のチャンスは生活習慣のコントロールによって増やせるという側面もあります。今スグに生活習慣を意識して、妊娠しやすい体にしておきたいですね。

【参考・画像】

不妊の定義の変更について – 日本産婦人科学会

※ NPO法人Fine 現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会

※ 「共同参画」2014年2月号 – 内閣府男女共同参画局

※ Photographee.eu / Shutterstock

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【著者略歴】

黄本恵子・・・3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。RIRA認定ルーシーダットンインストラクター。

(2014年10月2日の記事の表記を一部修正し再掲載しています)

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