子どもは自分のことを何と呼ぶ?「わたし」「ぼく」へのターニングポイント

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皆さんのお子様は自分のことを何と呼んでいますか?

筆者には3歳の女の子もいますが、甘えたいときは「○○ちゃんはママ大好き」と言い、訴えたいときは「わたしもやりたい」などと使い分けているようです。

成長するにつれて、「○○ちゃん」「△△くん」などの愛称から、「わたし」「ぼく」へと変化していきます。果たして何歳頃から、何がきっかけで変化していくのでしょうか。

今回は自分の呼び方について解説します。

佐藤理香

いつから「わたし」「ぼく」を使い始める?

「わたし」「ぼく」など自分の呼び方は自称詞といい、国内でもいくつかの研究報告があります。

たとえば、文化学園長野専門学校准教授の守秀子さんが2015年に発表した「幼児期の自称詞使用に関する実態調査」によると、使い始めの時期は次のようになっています(※1)。

◆0歳~1歳児

自分の名前や愛称を使う子どもはほとんどいない

◆2歳児

多くの子どもが、名前・愛称を自称詞として使う

◆年少児

一部の子どもが、名前・愛称を卒業し「わたし」や「ぼく」を使うようになる

◆年中~年長児

多くの子どもが、名前・愛称を卒業。「わたし」「ぼく」を使う

※長野市およびその近郊の幼稚園・保育園に在籍する園児1,576名に調査を実施

 

この論文によると、2歳前後から自分のことを「○○ちゃん」「△△くん」などと呼び、まずは自分と他者と区別できるようになるとしています。

さらに進んで、「わたし」や「ぼく」といった人称代名詞を使うようになるのは4歳前後から。よく「うちの子も直したほうがよいのかしら?」と焦るママがいますが、その必要はありません。

 

何がきっかけで呼び方が変わった?

では、一体何がきっかけで「○○ちゃん」から「わたし」へと変わったのでしょうか。これまで体験したエピソードを交えてお伝えします。

Mさんの子(女児)の場合

彼女は入園してから「あたし」と言うようになりました。お友達の影響らしく、お姫様ごっこのときは「わたしたち、これからどこに行きましょうか?」などと言って遊んでいます。普段は「○○は……」と自分の名前を使うことが多いです。

Eさんの子(男児)の場合

彼は児童館でよく一緒になるお兄ちゃんが「おれ」と言うのを真似するようになりました。かっこいいと思っているみたいです。

Aさんの子(女児)の場合

彼女は親が「わたし」と言うように教えました。お受験を考えているので、後から直すよりも初めから「わたし」のほうがよいと思ったそうです。

 

ちなみに、筆者の2人の女の子たちは姉妹間の影響が強かったです。上の子が「わたし」と言うので、自然に下の子も「わたし」がでるようです。ただ、自分の名前で呼んで甘えることも多く、まだまだ可愛らしい時期です。

こうした例のように、呼び方が変わるのは兄弟姉妹や友達の影響も大きいですが、入園に伴って上級生の言葉遣いを真似することもありますし、なかには園の方針で呼ばせるということもあります。

また先ほどのAさんの息子さんの例が典型的ですが、受験対策やおけいこ教室の決まりなど、大人のほうからしつけられる場合もあります。

 

いずれにしても、多くの子どもが4歳前後から「わたし」「ぼく」を使い出すようになります。特に意識して変える必要がなければ、子ども自身のナチュラルな変化を待ってみてもよいかもしれませんね。

 

【参考・画像】

※1 守秀子(2015)「幼児期の自称詞使用に関する実態調査」 文化学園長野専門学校研究紀要 第7号

※ mangostock / Shutterstock

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