
保育園や幼稚園で“お友達との関わり”が出てきた子どもたち。
仲良く遊んでいる様はとても微笑ましく、ずっと見守っていたくなりますね。
でも、その時期は自分の思いを主張したい、お友達に分かってもらいたい! でもどうしたらいいかわからない……。
そんなときについ手が出てしまうのは、とてもよくあること。
そして「わが子が他のお子さんを叩いた!」、あるいは逆に「わが子が他のお子さんに叩かれた!」というときに親がモヤモヤしてしまうのも当たり前のことです。
そんなときに親がすると子どもの気持ちをうまくサポートするために、すべきこと3つ、逆にすべきでないこと3つをそれぞれまとめました。
子どもの気持ちになってみて取るべき行動3つ
(1)まずは見守る
一触即発……! とヒヤっとしても、急に2人で笑い出すなどして、楽しい遊びに発展するのはよくあることです。
親が手や口を出す前に、一歩引いて様子を見るクセをつけることは、ママにとっても子どもにとっても良いことです。
あとで「あのとき楽しそうだったね?」と気持ちを聞いてみるのもいいでしょう。
(2)子ども同士では解決するのが難しそうと判断したら、一旦近づいてみる
ここで注意すべきは、近づいてもまだ声はかけない方が良いということです。
子どもたちは“人と関わる”社会の入り口に立っています。不器用なのは当たり前。
でも本当に困ったとき、すぐそこにママがいるのはきっと心強いに違いありません。
(3)叩いた場合は「どうして叩いたの?」ってそれとなく水を向けてみる
叩いた方の子は、言いたいことと、関わりたい気持ちが人一倍ある子。
悪いことなのは分かっている、でもお友達と遊びたい……!
大人が考えるよりも、想像以上に強い気持ちがそこにはあります。
わが子が叩かれた、叩いたときにどうする?
筆者の長女が幼稚園児だったときに、同じクラスの男の子に叩かれて泣き出したことがありました。
私が間に入ったものの、長女が「どうしてぶったの?」と彼に聞くと、思いもかけない答えが。
男の子:「○○ちゃんとあっちに行って一緒に遊びたかったの。でもね、○○子ちゃんをたくさん呼んだけど、全然来てくれなかった……」
筆者:「それで叩いちゃったの?」
男の子:うなずく
筆者:「じゃあ、○○ちゃんにどうして来てくれなかったの? て聞いてみたらどうかな」
男の子:「どうしてきてくれなかったの?」
長女:「金魚みてた……」
筆者:「聞こえなかったの?」
長女:(うなづく)
ということがありました。
叩かれた長女にとっても、叩いた相手の思いを知る絶好の機会でしたし「男の子にとってもこういう時もあるのだ」ということを学ぶ良い機会だったと思います。
もし叩く前に親が止めたり、無理やり謝らせてその場を濁していたとしたら、ここで彼らが学んだ大事なことは先延ばしされていたことでしょう。
伝えたい思いがそこにある、ということを子どもたちが知ること。
そのために大人が導いてあげることは、子どもたちがある程度大きくなるまでは、必要なことです。
親がすべきでない3つの行動
逆に、間違ってもしてはいけないのはこの3つです。
(1)先に手や口を出す
(2)叩いた子どもに無理矢理謝らせる
(3)子どもの代わりに謝る
特に(2)と(3)の2つは、子どものプライドを傷つける行為なので、できれば避けましょう。
「ごめんね」で終わりに出来ると勘違いしている子をよく見かけます。とはいえ、ママも人間。考えた通りに行かないこともあるでしょう。
それでも子どものことを考えてとった行動は、きっと子どもの心に大事なものを残すはずです。
【画像】
※ 2xSamara.com / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住のご機嫌妻アドバイザー。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。
【関連記事】
※ 女の子ママ、何歳まで「パパと娘がお風呂一緒」に入ってOK?
※ そのイライラは満たされていない証拠!「欲求不満」解消のポイントは?
※ ドバっと抜ける髪… 産後より気になるママ達におすすめの抜け毛・白髪対策方法は?[PR]
※ もうすぐお出かけのシーズン到来!ハイクオリティベビーカー”PATTAN”と親子リンクコーデ[PR]
※ 【スタイリスト上村若菜が教える】シーン別、春のスニーカースタイル
※ 【親子でお家ヨガvol.2】歩けるようになった子供とバランス力を鍛える
(2015年3月13日の記事を再掲載しています)