【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#60 つい高望みをしてしまいます

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「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。

第59回は『絵本の感想を聞いてもまともな答えが返ってきません』の疑問にお応えしましたが、第60回のテーマはこちら。

テキトーQ&A

どんどんハードルを上げるママ

妊娠中、お腹の中のまだ見ぬわが子に思いを馳せることがあったと思います。

その時、どんなことを想っていましたか?

「女の子でも男の子でもどちらでもいい。無事に生まれてきてくれさえすればいい」

「五体満足でだったら、他に何もいらない」

そんな風に思っていたのではないでしょうか?

そして、元気に生まれてきたわが子をみて、とても幸せな気持ちになったのではないでしょうか。

ところが、そう思っていたのもつかの間、周りの同じ月齢の赤ちゃんと比べて「ミルクの飲みが少ない」「体重が少ない。うちの子は平均値には至っていない」「頭の形がどうこう……」と不安になったりします。

さらに子どもが8ヶ月位になったら。

「○○さんの子はモリモリ離乳食を食べるのに、うちの子はミルクしか飲まない」

1歳になったら。

「○○ちゃんはスタスタ歩いているのに、うちに子は伝い歩きを卒業できない」

2歳になったら。

「○○君はちゃんと二語文を話せるのにうちの子は単語しかしゃべらない」

そんな風に、いちいち周りの子どもと比べては心配になり、子どもへの要求がどんどんエスカレートしてしまいます。

これは子ども時代に収まらず、次のように続くこともあります。

「○○君は○○高校に合格したけれど、うちの子はダメ」

「○○君は有名企業に正社員で雇用されたけれども、息子はフリーター」

永遠に続く“エンドレス地獄”です。

 

自尊感情や自己有用感が育たない

(C)あべゆみこ
(C)あべゆみこ

でも、こんな風に育てられた子どもはたまったもんじゃありません。

自分のあるがままを受け止めてもらえず、先を進んでいる他人と比べられ「お前にはあれができない、これも不足だ」とお尻を叩かれる人生だからです。

こんな風に比較されて育つと、親の“比べる病”がそっくりそのまま子どもにうつり、自分自身に対して「僕は周りと比べてあれもできない、これもできない価値のない人間」と感じるようになってしまいます。

人に比べて良い面をたくさん持っているのに、そこには目が行かなくなってしまうのです。

親と同じような考え方の悪い癖がついてしまいます。

他人と比べて自分を貶めたり、妬んだりして、“自分のことがあまり好きではない”“自分自身の人生を楽しんで生きることができない” 決して満たされることのない人生、わが子がこんな風になってしまったら親としては悲しいですよね。

(C)あべゆみこ
(C)あべゆみこ

もし、子どもがいなくなったら

縁起でもありませんが、もし、子どもが大病したら「勉強ができなくたって健康であってくれれば何もいらない」と感じます。

万が一、誘拐されたりしたら「無事に元気で戻ってきてくれさえすれば、あとは何も望まない」と思うでしょう。

出産時のアルバムを押し入れの中から取り出してきてください。

そしてそれをめくって“子どもが生まれてきたときの気持ち”を思い出してみてください。

ないものねだりや高望みはしないで、今ある幸せに浸ってみましょう。

顔や身体つきが違うように、子どもの発達は平均値通りにはいかないものです。

過度の期待をして、わが子の発達を無視した子育ては止めましょう。その方がママも子どもも幸せになれますよ。

 

【参考・画像】

※ 〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
テキトー漫画

※ 『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』
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(2016年10月1日の記事を再掲載しています)

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