【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#54  何かができたらご褒美をあげるのはよくないでしょうか

source:http://www.shutterstock.com/

「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。

第53回は『ガツンと厳しくいっても言うことを聞いてくれないのですが…』の疑問にお応えしましたが、第54回のテーマはこちら

テキトーQ&A

エサで釣るあれこれ

「バスの中でおとなしくしていたら、あとでオレンジジュースを買ってあげるから」

「お片付けしたら、好きなお菓子を買ってあげるから」

「100点とったらゲーム買ってあげる」

「運動会で1等賞がとれたらディズニーランドに連れていってあげる」

「いつまでも騒いでいるんだったら、もうおやつはなしにするからね!」と脅すよりはマシですが、なんだか水族館のアシカショーで小魚を与えて芸をやらせる光景に似ていますね。

(c)あべゆみこ
(c)あべゆみこ

あまり賢い方法ではありません。

どうしてかというと、見返りがないと行動しない悪習慣がついてしまうからです。

 

シールをあげたり拍手したりするのはどうなのか

良い行動をさせるために与えるものを専門用語で“強化子(きょうかし)”とか“オペラント条件付け”と言います。

賞罰によって行動させることは、“外発的動機づけ”とも言います。

そうなると、頑張った見返りにみんなで拍手喝采してやる、シールを与える、上手に書けた文字に花丸をするなども同じエサで釣るしつけに見えてきます。

けれども、この場合はご褒美が豪華な品物ではないので、“それがないとやらない”習慣にはつながりにくいのです。

そういった意味では、努力が実ったときに抱き締めてやる、お手伝いができたときシールを貼ってやる、といった褒美は効果的です。

 

それがなくてもやるようになる

褒美がお菓子やゲーム機ではなく、丸印だったりシール程度のものだった場合、だんだんとシールや丸をもらえなくても意欲的に取り組むようになってきます。

次第に褒美そのものが目的ではなく、やっている行為そのものに達成感を感じ、本人が意義を見出すようになるからです。

“楽しいからやる”行動、つまり賞罰に依存しない“内発的動機づけ”に変わったのですね。

こうなると外発的動機付け、つまりご褒美を与えることは大成功を収めた、ということになります。

自閉症児の療育で目に見える形で成果を見せるため、お買い物の時にもらえるようなポイントカード形式で褒美を与えて学習させることがあります。

でも、これが豪華すぎると、エサほしさにやる域から脱することができなくなりますので注意が必要です。

できれば褒美がなくても、最初から自主的に行動するようになってくれればそれに越したことはありませんよね。

でも、案外、エサなんかチラつかせなくても「お片付けしてお家が綺麗になってよかったわ」「頑張って勉強していたから100点とれたね」と行動に対して認める言葉をかけてやると、意欲が出たりするものです。

(C)あべゆみこ
(C)あべゆみこ

それに、あまりエサで釣ってばかりいると親を悪い手本にして、子どもから「お菓子くれないと夕飯全部食べてあげないよ」なんて脅されるかもしれませんよ。

 

【参考・画像】

※ 〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
テキトー漫画

※ 『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』
cover_subaru_ikuji2

※ Tomsickova Tatyana / Shutterstock

【関連記事】

※ 【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#53 ガツンと厳しくいっても言うことを聞いてくれないのですが…

※ 【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#52 怒ると叱るの違いがよくわからないのですが?

※ 基本情報まるわかり♪赤ちゃんの月齢別ガイドが超便利!

ベストショット自動選定♪上質フォトアルバムが「最短10分」で完成の神アプリ[PR]

ドバっと抜ける髪… 産後より気になるママ達におすすめの抜け毛・白髪対策方法は?[PR]

(2016年9月22日の記事を再掲載しています)

LINEで送る