グレーゾーン?アスペルガー?もしも…のための「発達障害」基礎知識

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よく“グレーゾーンの子ども達”とか“自閉症スペクトラム”とか“アスペルガー症候群”って言葉を耳にしませんか?

人口の6.5%いると言われている発達障害の子どもたち。わが子が健常児だとしても、今後幼稚園や小学校でそういった可能性がある子とクラスで過ごすことがあるかもしれません。

そこで、‟子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方”の著者の立石美津子が発達障害児についてお話します。

立石美津子

健常児でも知っておきたい!発達障害に関する知識

●アスペルガー症候群

知的障害が目立たない自閉症で、言葉の発達の遅れがないタイプを“アスペルガー症候群”、言葉の発達の遅れがあるタイプを“高機能自閉症”という分け方をすることがあります。(現在は”高機能自閉症”は次第に使われなくなってきました)

●スペクトラム

スペクトラムは日本語に訳すと“連続体”です。

自閉症児には知能指数が低く言葉もなく目も合わず、パニックも激しい重度の子もいれば、知能の遅れもなくよく喋り、健常児により近い子もいます。

でも、本質的には同じ特性を持つ自閉症のカテゴリーの中にありますので、幅広い自閉症を包括して“自閉症スぺクトラム(連続体)”という呼び方をしています。

英語ではAutism (=自閉症)Spectrum (連続体)Disorder(障害)、この頭文字をとって“ASD”とも呼ばれています。診断基準により“広汎性発達障害”という言いかたもあり、ほぼ同じ意味ですが、“自閉症スペクトラム”という言いかたに変わってきています。

●グレーゾーン

グレー。日本語で言えば“灰色”です。でも灰色にも限りなく白に近いグレーもあれば、黒に近いグレーもあります。軽度の自閉症の子どもの中でもいろいろです。

そこで、アスペルガー症候群などを含む、白か黒か診断の難しい発達障害の俗称として“グレーゾーン”という言い方をしています。

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