子どものスマホ依存を防ぐために親がやるべき大切な3つのこと

子どものスマホ依存を防ぐために親がやるべき大切な3つのこと
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今、小学生もスマホを持つ時代になっているため、子どものスマホ依存が社会問題になっていますよね。

内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生(10歳以上)の1割がスマホを所持している、とのこと。

携帯電話を持つ小学生の6割は機能が制限されたキッズケータイを持っています。しかし今後は、小学生のスマホ使用率がどんどん急増していくことでしょう。

個人個人での連絡が取りやすくなった反面、スマホ依存の問題がたくさん出てきています。どのようなことが問題になっているのでしょうか。

元保健室の先生で、思春期反抗期の子どもの育て方講師の三浦真弓さんに聞いてみました。

 

メッセージングアプリは子どもをスマホ依存にしやすい

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まず、「メールやメッセージに対して、友達から早い返事を求められることがある」と三浦さん。

これは大人でもそうですよね……。このとき、「自分は●●をしていたから、すぐに返事ができなかった」と答えられる子どもならとくに問題はありません。

しかし、メッセージングアプリを使っていて、このグループが、自分以外の仲間がすぐに返事をしている、メールだとしてもまわりが返信の早い友達ばかりだと、問題があります。

自分の返事が遅いと、「ノリが悪い」「●●ちゃんだけ返事が遅い」と言われてしまうのです! こんなこと言われたら、口下手な子どもは耐えられません。すぐに返事をしたくなってしまいますよね……。

特にメッセージングアプリは最近、深刻な社会問題にもなっていますが、読んだことが相手にわかってしまう機能があるため、余計に「早く返事をしなくちゃ」と思ってしまうんですね。

そのため三浦さんは、「趣味や遊びの時間が減るだけなら、自業自得として子ども自身に任せてしまってもいいでしょう」と言います。

 

しかし、中学生の保護者の方から「テスト期間中でも、メッセージをしていて全然勉強していない」と相談を受けたこともあるそうです。

つまり、テスト期間中でも、勉強より、友達とのやりとりがやめられない……。スマホ依存の典型ですね。

電話やメールなら、個人的なものなので止めやすいのですが、複数でやりとりをしているメッセージングアプリのグループトークでは、自分だけ抜けるということがしにくいです。

「自分が抜けたあと、何を言われているんだろう」という不安や、どんな話で盛り上がっているんだろうという興味があるんですよね。

小中学生になると、少しずつ親との直接的な関係よりも、気の合う友達とのつながりを深めていきます。

確かに、誰かとつながっているのは心強いです。けれども、友達とつながっていることが優先されて、自分の生活を振り回されているのでは、本末転倒ですよね……。

 

プロフサイトに個人情報を流す子どもも!

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もちろん、メッセージングアプリだけがスマホ依存を引き起こすわけではありません。次に、三浦さんが中学校に勤めていたときに起きた、ある女子生徒が家出してしまったときの話を紹介します。

このとき、学校は保護者から欠席連絡が来ていたのでそれを信じていました。

しかし、3日ほどたっても自宅に戻らなかったのです! そのため、保護者は学校に相談しました。すると、彼女と仲がいい友達は「家出していることは知っている」と主張。

そして家出している女子生徒が、プロフサイトに自分のことを書いていることも教えてくれました。なんと、このサイトに学校名も実名を書いていたのです!

さらに掲示板には、「彼氏募集中!」「今、家出中!」「今、●●でドーナツ食べてます!」などと、彼女の書き込みが……。家出中の女子生徒が今どこで何をしているのか、丸わかりだったのです。

この情報のおかげで女子生徒は見つかりました。幸か不幸か、たまたまそのとき、興味本位の第三者にその情報が見つかることがなかったので大事件にはいたりませんでした。

 

けれども、「これがきっかけでもしも事件に発展していたら……」と思うととても怖い話ですよね。

他にも、冗談で撮った“誰かにあまり見られたくない写真”をメッセージングアプリ上にアップするという事件も起きたそうです。その学年のスマホ所持生徒がほとんど参加しているグループにアップしていたため、大変なことに……!

逆に、参加している生徒の中に「こんな写真が出回って良いのか?」と思う生徒がいたことでこの事件発生が判明しましたが、大勢が参加していたグループなので、削除するのが一苦労。

この現場にいた三浦さんは「楽しく便利に使えることばかりが伝わるスマホですが、本当に今この年齢で必要なのか考えて与えていただきたい」と言っています。

 

家庭でできるスマホ依存解消のヒント3つ

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それでは、スマホ依存が原因で起こる、このような事件を防ぐために各家庭でどうしたらいいのでしょうか。三浦さんは、以下の3つをアドバイスしてくれました。

(1)熱中できる興味・感心のあるものを見つける

何かに熱中したり、興味や感心があるものを持ったりすることはとても大切なことですよね。例えば、部活動や趣味など。こういった時間を使いたくなると、自然とスマホに依存している時間がもったいなく思うようになります。

実際、小学2年生頃はスマホにハマっていた女の子が、高学年になり部活動の練習を一生懸命するようになったら、必要以上のやりとりを自分で終えられるようになったそうです。

朝練に行くために早く寝たいし、お友達とやりとりすることよりも、部活動でよい成績を上げることの方がずっと楽しいと感じられる。子どもがそうなってくれるようなものを、ぜひ親子で一緒に見つけていってください。

 

(2)家庭内での使用のルールを徹底する

スマホの使用のルールは、与えるとき、与えてから、いつでも有効にしておくことが大切です。

「一度与えてしまったから、もうどうしようもない!」なんてことはありません。子どもの行動は、親が責任を持つという強い気持ちでスマホを自由に使っていい時間帯、場所を決めましょう。

ただ、一旦与えたものを一方的に取り上げるのはよくありません。ルールを破ったとき、どのような状況になったら使用させないようにするか、親として前もって考えておきたいところ。

スマホだけでなく、テレビにしてもゲームにしても、機械から刺激を受けるばかりですよね。このような自分から体を動かして何かしているのではない行動全般は、連続して30分以上続けることがないよう、家庭内のルールがあるといいです。

 

(3)わが子の行動パターンを考えてみる

スマホの依存は一過性の場合もあります。新しいものへの興味感心で、最初はやりたがっても、そのうちそれほど触らなくなる場合もあります。一方、依存が心配になるくらい、ずっと触っている子どももいるでしょう。

これまでの子どもの物事に対する興味感心の様子、それに対する執着度などから、「わが子は一過性かもしれないな……」「うちの子には与えると依存になりそう……」という想像をすることもとても大切です。

いかがでしたか?

最後に、三浦さんから「ぜひ、子どもにスマホを持たせる必要性と、親としての考え、そして我が子の行動パターンを考慮したうえで、持たせるかどうか、持たせるとした場合は、どのように使用させるのかを考えてみてください」とコメントをいただきました。

「みんなが持っている」「みんなが使っているから、持っていないと仲間に入れない」という子どもの言い分を真に受けてはいけません。スマホを小さいうちから子どもに与えることに対して心配している保護者の方はたくさんいます。

中には、「うちの子だけ持っていないと仲間外れになるのでは?」という先回りした心配や、子どもの言い分を信用して買い与えて失敗してしまったというケースもあります。よく考えてからスマホを持たせましょう。

 

【取材協力】

※ 三浦真弓・・・『Coaching-Mam(コーチング・マーム)』代表。一般財団法人 生涯学習開発財団・認定コーチ、元中学校養護教諭、3児の母。

元保健室の先生で、思春期反抗期の子どもの育て方講師。「子どもの発達にあわ せて、大人が対応すれば、大人にも子どもにもストレスの少ない毎日を送ることができる」と、子どもの発達を考えた、コミュニケーションの取り方を紹介している、 元保健室の先生のママコーチ。

とくに、ブログ『元保健室の先生が教える思春期・反抗期の子供の育て方・見守り方』やメルマガでは、9歳前後の子どもの発達や、思春期反抗期の子どもの育て方を中心に紹介中。

【参考・画像】

※ 青少年のインターネット利用環境実態調査 – 内閣府

※ sakkmesterke , Stephen Denness , Syda Productions , Be Good / Shutterstock

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(2014年3月5日の記事を再掲載しています)

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