そのよかれが仇に!? 子どもが「本嫌いになる」親の読み聞かせパターン3つ 

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英才教育をバリバリやるつもりはなくても、なんとなく“絵本の読み聞かせ”ぐらいはやってあげたいなと思っているママ、パパは少なくないと思います。もちろん、絵本の読み聞かせ自体は子どもが健全な心を育むためにしてあげられる、大人からのプレゼントです。

でも、我流で読み聞かせするのは実はキケンなんです。読み聞かせにも大人が守るべきちょっとしたマナーがあって、“間違った読み聞かせ”をしていると子どもが本嫌いになってしまう可能性が。子どものためによかれとしてあげたことがマイナスに働くなんて、親として悲しいですよね。

そこで今日は、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者立石美津子が、子どもが“本嫌いになってしまうかもしれない”NGな読み聞かせパターンを3つご紹介します。

 

■NG1:読み終わったら感想を聞く、質問する

絵本を読み終えた途端、「どうだった、面白かった?」「一番、悪いのは誰だった?」「どんな登場人物が出てきた?」と、矢継ぎ早に聞いていないでしょうか? 実はコレ、NGなんです。

子どもはいろいろと咀嚼中なのに理解度をテストされているようで、苦痛に感じてしまいます。物語を聞き終わった後は、子どもの心は感動や驚き、さまざまな感情で満ちています。「楽しかったね」「面白かったね」と、気持ちを共有する簡単な言葉の交換だけで終わらせましょう。

 

■NG2:子どもの感想に「正解」を求める

「面白かった」の答えを期待していたのに、子どもの「つまらなかった」の答えにママは表情を曇らせてはいけません。「つまらない」というのも立派な感想。ここで“自由な発想の芽”を摘んではなりません。読者はそれぞれの感じ方をすればいいのです。

 

■NG3:教訓・解説でシメる

イソップ物語の『オオカミ少年』『北風と太陽』、グリム童話の『狼と七匹の子ヤギ』、日本昔話の『泣いた赤鬼』『さるかに合戦』など、後世にも残っていく名作ですが、“読みっぱなし”でいいのです。ママやパパの解説を加えなくて大丈夫。

たとえば、“挨拶をしなければいけない”理由を親がいくら言葉で言うより、実生活のなかで子ども自身が実体験として“挨拶って気持ちいいコト”と学ぶのが一番なのと同じです。親が教訓などを付け加えなくても、子どもは自分自身で大切なことを学びとっています。

また、親が教えてしまうことで子どもが“自ら気づく”機会を奪ってしまうことにもなり、次第に子どもは本の内容にアンテナを張らなくなってしまう傾向があります。「この男の子のように普段嘘をついていると誰からも信用されなくなるのよ」「人に言うことを聞いてほしい時は温かく接しなくてはならないのよ」など、伝えたくなる気持ちは分かりますが、ぐっと堪えてみましょう。

 

間違いやすい読み聞かせのお作法をご紹介しましたが、ママやパパの膝に抱っこされながらされる絵本の読み聞かせは、子どもにとって至福の経験ですし、しゃべられるようになると読んであげた本の内容が会話のネタになってきたりします。ポイントを押さえて、親子で読み聞かせの時間を楽しんでくださいね。

 

 

【参考・画像】

立石美津子(2013)『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)

心と頭がすくすく育つ読み聞かせ

※ Mica81 / Shutterstock

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』等。

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(2014年9月7日の記事を再掲載しています)

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