治療しないと妊娠できない?「卵管閉塞」の治療法と費用は

shutterstock_407531302
source:https://www.shutterstock.com/

不妊の原因の1つとして考えられている卵管閉塞。

卵管が癒着しているかどうかで妊娠率も大きく変わってくるそうです。

そして、いま、卵管閉塞に対して効果的な治療法の1つとして卵管鏡下術(FT)という治療が行われるようになりました。

あまり聞きなれない治療方法ですが、卵管閉塞に対してどのような効果があるのでしょうか。

今回は、実際にこの治療を行った患者としての目線も含め、卵管鏡下術についてご説明したいと思います。

ray

 

卵管閉塞と診断されると妊娠率はどう変わる?

まず気になるのが、卵管閉塞と診断されると妊娠率はどう変わるのかです。

卵管閉塞とは、文字通り卵管が何らかの原因によりくっついて詰まってしまっている状態のことです。

卵管がくっついてしまっているということは、射精した精子が卵子と受精をする卵管膨大部までたどり着くことができないため、受精が成立しないのです。

現在、卵管閉塞と妊娠率に関するデータは見られないものの、卵管閉塞に対して後述する卵管鏡下術を受けた患者の妊娠率は30%であり、原因不明の不妊症であっても、卵管造影検査にて閉塞を開通させた人の40%が妊娠できたというデータがあります。

 

卵管閉塞の治療法、卵管鏡下術(FT)とは?

卵管閉塞に対して近年積極的に行われる治療法に”卵管鏡下術(FT)”というものがあります。

卵管鏡下術とは、直径0.6mmのカメラを内蔵した治療器具を膣より挿入し、卵管へ運び、卵管が詰まっているところに治療器具に内蔵されているバルーンを膨らませ、閉塞部を開通させるという治療法になります。

手術は日帰りで行うことが可能で、手術時間も約20分で、全身麻酔を行うことが多いです。

とある病院でのこの治療に関するデータによると、手術による卵管の開通率は89.3%、術後の妊娠率は37.4%というデータが出ているようです。

また、術後1ヶ月後の妊娠が最も多く、全妊娠件数の20%、その後の累積妊娠率は3ヶ月で48%、6ヶ月で72%となるというデータもあります。

LINEで送る