「妊娠は病気じゃないんだから…」夫のマタハラ発言はどう対処すればいい?

source:http://www.shutterstock.com/
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妊娠中のデリケートな時期は、周囲の何気ない一言に傷つくことが多いもの。

「マタハラ発言はやめて」と願っていても、残念ながら、そうすぐになくなるものでもありません。

だから、自分でストレスを感じないよう、何とか対処していきたいですよね。

今日は、子どものココロ専門の育児相談室『ポジカフェ』を主宰する筆者が、デリケートな妊娠期間のマタハラ発言を前向きに交わすためのアドバイスをについてお伝えします。

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佐藤めぐみ
専門家ライター。パリ在住。心理学がベースのポジティブ子育て『プラス思考育児メソッド』でママをサポートする『ポジカフェ』主宰。育児コンサルタント&『All About』の「子育て」担当ガイド。著書は『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』など。

 

妊娠中は普段以上にデリケート

妊娠中は、普段以上に心が揺れてしまう時期です。

ホルモンバランスが大きく変わることもありますが、「お腹の中」という見えない空間での大イベントにあれこれと思い悩んでしまいます。

普段なら流せるような周りの人たちのコメントがグサッと心に刺さったり、ムカッと来たり……。

マイナビウーマンが行ったアンケート調査によれば、この時期のママは、自分の体形の変化、赤ちゃんの発育のことに対するコメントに翻弄されることが多いのだとか。

たとえば、「太ったね」「お腹ちっちゃいよね」など、これまでに言われた経験はありませんか?

また、体形のことや赤ちゃんのこととは別タイプのショックをもたらすマタハラ発言もあります。

それが、妊娠中、必ずと言っていいほどよく耳にする、「妊娠は病気ではないんだから」という言葉です。

こう言われると、「妊娠は病気ではないんだから、さぼるな」「妊娠は病気ではないんだから、働きなさい」と言われたような気持ちになりますよね。

この言葉の本来の意味は、「妊娠は病気ではないため、残念ながら、その辛さや不調を治せる薬がない。だからこそ、いつも以上に体をいたわってあげましょう」という温かみのある励ましの言葉でした。

しかし、いつの間にか、冒頭部分だけが使われるようになり、今では、むしろ本当の意味で使っている人の方が少ないのです。

夫の傷つく一言の裏にある思い

特にポロッとこのような言葉を口にしてしまいがちなのが、プレパパ。

ママにとって、1番の理解者であってほしい存在の夫に言われると余計にショックですよね。

言葉をなぜ言ってしまうのか? そこには、プレパパとしての複雑な心理があるように思います。

特に第1子の妊娠中、プレパパは以下のような葛藤があったりします。

・それまでの夫婦2人の日常のペースが変わったことへのとまどい

・妻がどんどんママっぽくなっていくことへの置いてけぼり感

・つわりの辛さがよく分からないため、「病気ではないのだから大丈夫」と思いたい

たしかにつわりの辛さは経験しないと分からないもの。

それでつい、ポロッと「妊娠は病気ではないんだから」という言葉が出てしまうのですが……。

たくさんの不安にさいなまれるママにからすれば、市販の薬では緩和できない辛さだからこそ、夫の労いの言葉が何よりの特効薬になるんですよね。

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