【相模原・障害者施設殺傷事件に学ぶ】知らず知らずに「弱者を馬鹿にする」考え方とは?

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障害者施設で19人の入所者が殺されました。犯人は「障害者は人の形をしているだけで人間ではない」「障害者に使っている税金は無駄。これをなくして世界にお金が回るように障害者は死んでくれた方がいい。そのほうが家族は楽だ」と言っているそうです。

『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がこの残虐な事件を起こした犯人の性格形成の原因についてお話しします。

 

■「弱者を馬鹿にする」考え

犯人は生まれつき、そんな考えを持っていたのではありません。人として生まれ、その親から育てられ、様々な教育を受ける間にゆがんだ価値観が植えつけられました。

こんなことを耳にしたことがあります。

健常児を持つ保護者がクラスに障害児がいることを知って「うちの子に迷惑がかかる。だから、そういう子をクラスに入れないでほしい」と学校側に要求してきたそうです。

実際、障害児はクラスの中で足手まといになることは事実かもしれません。

担任の手がそちらにとられる、授業を妨害されるなどの迷惑をこうむることもあります。けれども、健常の子ども達も「世の中には色んな人が存在するんだ」ということを机上の空論ではなく学ぶことができる良い面もあります。

障害児本人にとっては、健常者から良い刺激をたくさん受けることもありますが、自分が最下位でいて自己否定したり苛めを受けることもあります。だから、常に一緒にいることが両者にとって良い環境ではないことも多々あります。

でも、絶対排除という姿勢や存在そのものを全否定する言動を親が子どもの前でしていると、少なくとも今回の犯人と同じ考え方の種を植え付けてしまうのではないでしょうか。

また、わが子を褒めようとして、出来ていない友達と比較して「あの子は努力しなかったから○○になったのね。その点あなたは頑張っているから○○できたね」の褒め方も“弱者を馬鹿にする考え”がついてしまいます。

 

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