【海外出産奮闘記#8】もっとクスリちょうだい…2人目出産で「後陣痛&恥骨痛のダブルパンチ」編

source:http://www.shutterstock.com/

大学卒業後、まともに就職活動もせず、ふと見つけた広告に応募し採用され、現代美術ギャラリーで楽しく働く私に向かって、ある日母はこう言放ちました。

「あんたはきっと“いきおくれ”て、30過ぎで猫と一緒に1人暮らしするんでしょうね」と……。

しかし、人生には時に天変地異の如き出来事が降り掛かります。25歳で出会った彼と、次の日からおつきあいをスタート。半年後に妊娠、入籍する事に!

ドタバタの海外出産後、酷寒の地ボストンでの生活から、夫の就職を機に新天地カリフォルニアに住居を移した私たち一家。暴力的なまでの空腹に苛まれた「2人目出産」についてお話した前回

今回は、「後陣痛&恥骨痛のダブルパンチ」編をお届けします。

2人目の出産「後陣痛よこんにちは」

さて、産前・産後を通し、あまり大きな問題の無かった私です。が、2人目の出産後は驚くべき痛みに遭遇することになりました。

そのひとつが“後陣痛”です。

RIMG1619
産まれたての次女
出典: It Mama(イットママ)

後陣痛というのは、産後の子宮収縮時の痛みのことで、1人目出産時にくらべ2人目以降痛みが強くなると言われています。

私の母は、「後陣痛なんて、陣痛に比べたら、ちゃんちゃらおかしいわよ」と言い切っていました。しかし、無痛分娩で出産し、陣痛の“じ”の字をちょろっと舐めた程度の経験しか無い私にとっては、「なにこれ!」と驚くべき痛みだったのです。

 

「痛み止めは好きなだけ」というアメリカで

産後でメンタルがやわになり、すぐに「痛い痛い」と泣き言を言うようになった私は、痛み止めにすぐ手を出しました。そして入院中、「ちょうだい」と言えば、ナースは痛み止めを好きなだけくれました。

ちなみに痛み止めは英語で「PAIN KILLER」と言います。何とも頼もしい響きではないですか? なんて言う風に感じるほどに、私は痛みに弱くなっていたのです。

退院時に処方された薬は2種類。“MOTRIN”と“VICODIN”という錠剤です。夫は処方箋を見て、「MOTRINだけでいいのでは」と進言してきました。しかし痛みに弱い私は「いやだ、痛いんだもん、買ってきてよ~」と強引に買ってきてもらったのが運の尽き。

VICODINには副作用があるため、退院時にナースから、「VICODINを飲んだときは、運転はしないこと。契約書にサインをしないこと」という説明を受けました。その時はさらっと聞き流していましたが、後に身を以てその意味を理解する事に。

退院2日目から身体のだるさが増し、だるいと痛みが増す気がするのでさらに薬に手を伸ばしました。気持ちが悪く、筋肉が痛み、次女の最初の検診にも立っていられないほどでした。こりゃあ、運転も出来ないし、サインもしちゃいけないわけです。

夫はというと、私を「だから言ったのに……」という目で見ています。その当時の私は人の言う事を聞けませんでした、経験から学ぶしかありません。

私はその日からVICODINを飲むのをやめることにしました。

 

2人目産後「恥骨痛にもこんにちは」

次女を妊娠中、後期から悩まされた恥骨痛。文字通り恥骨のところが痛みます。この痛みはきっと、赤ちゃんが産まれたらすっぱりサヨナラ出来るに違いないという希望は、あえなく打ち砕かれました。

そのためカイロプラクティックへ通い、5回ほどで痛みは無くなりました。そこで言われたのが、「妊娠中に重いものを持ち過ぎていたでしょ。あと、足をよく組んでいたみたいだね」ということ。

確かに! 妊娠中の私は10キロ超の長女や、牛乳1ガロンなどをあまり深く考えずにヒョイヒョイと運んでいたのです。

よく、産後に無理をすると、更年期障害がひどくなるなんていうことを聞きますが、若く健康な身には今ひとつ現実味を感じられません。

しかしこのときは、“その時あまり深く考えずにしたことが、後からとんでもない事態を引き起こす”ということを身を以て学習しました。

 

痛みを順に味わう事、その意味を感じる事

私は第3子、第4子を普通分娩で出産しました。そのときの後陣痛もやはり痛いものでしたが、確かに、子宮口をぐんぐんと開き、赤ちゃんを外の世界へと後押しする陣痛の怒濤のような勢いに比べたら、全くなんてことない。母の言葉は本当でした。

出産と言う自然の行為に伴う痛みには、意味があると私は思っています。順番に経験すれば、誰でも乗り越えられる。そのことを知っていれば、無痛分娩という選択はしなかったかもしれない、と今では思います。

乗り越えるのみならず、その痛みを味わい、抱きしめるという素晴らしい経験をすることが出来るのですから。

RIMG1592
Photo by Author
出典: It Mama(イットママ)

とはいえ、無痛分娩を後悔しているわけではありません。その経験があって、後に私は“自宅出産”にチャレンジする事になるのです。

今はこの経験を多くの人に伝えられたらいいなと思っています。

★今回の教訓★

(1)痛み止めはほどほどに

(2)妊娠中は重いものを極力持たないこと

(3)妊娠中は、極力足を組まないこと

(4)どんな分娩を選択するか、事前にきちんと学習を

次回は、「アメリカ出産入院事情」についてお送りします!

 

(2016年7月26日の記事を再掲載しています)

【画像】
※ 9nong / Shutterstock

【関連記事】

【海外出産奮闘記#7】暴力的なまでにお腹すく私は“喰婦”…?「次女出産は焼肉の後で!」編

※ 【海外出産奮闘記#6】日本と比べ超アナログ検診…、でも街ゆく人皆が暖かい「アメリカ妊婦事情」編

※ 【海外出産奮闘記#5】できちゃった婚の私たち、次は「年子妊娠」!? ~新天地カリフォルニア編~

※ 基本情報まるわかり♪赤ちゃんの月齢別ガイドが超便利!

※ 出産前から始めたい︕初心者ママにおすすめのお金の運用術とは︖[PR]

※ 秋冬出産ママは絶対準備して!小児科医ママがおすすめする「鼻水ケアグッズ」とは[PR]

 小児科医に聞いた「赤ちゃんの肌を考えたベビー用品選びのポイント」は?[PR]

◆ It Mamaの「記事運営方針について」はこちらよりご確認ください

LINEで送る