【ツレが産後ウツになりまして】第3回:おっぱいが出ない!沈みゆく妻<前編>

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3年に及ぶ不妊治療を乗り越え、42歳で遂にパパに! が、そこに待っていたのは妻の産後ウツだった!?

産後のお世話にやって来た妻の両親との1ヶ月共同生活。そのストレスに耐え兼ねていたのは夫……ではなく、その板挟みになっていた妻のほうだった。

そんな妻に次に襲ったのが、“お乳が出ない”という大問題。

自身の不妊治療奮闘を綴った『俺たち妊活部』の著者・村橋ゴローが見た、最愛の妻が産後ウツになっていくリアルな産後育児をお伝えします。

 

■おっぱいが出ない……さめざめと泣く妻

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妻の母乳の出は、すこぶる悪かった。そのことを彼女は、とても気に病んでいた。

妻は元来の性格が完璧主義者で、勉強でも何でも“思うようにならない”ことがなかった。

育児に関しても妊娠中から専門書を読み漁っていたし、現役で津田塾に合格した才女からすれば「あんなに勉強したのに、ままならない」ことが歯がゆく、許せなかったのだろう。

妻は、「おっぱいが出ない」と自分を責め、一日中さめざめと泣いていた。

家のなかの空気がどんよりする中、赤ん坊のわめき声だけが響く。そんな娘を義父母は、ただ遠目で見やるしかなかった。

 

■日記に隠された、妻の本当の思いとは!?

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この日の妻の日記:

<父親から「出らんとね」と言われた。授乳のことだ。悪気はないのだろうが、傷ついた。妊娠中からおっぱいマッサージをやってきたのに、なぜ出ないのだろう。とても責任を感じる。

赤ちゃんの頬に、赤いブツブツができてきた。母親は「ニキビの一種」と言っているが、日に日に悪くなっている気がする。これにも責任を感じる。

赤ちゃん、また便秘。父親、母親、旦那様まで毎日毎日「ウンチ出た?」と聞いてくる。赤ちゃんを心配しての発言だが、母乳の出が悪いから便秘になってるわけで、そのひと言ひと言にとても傷つく。私が悪いんだ、私が悪いんだ。>

 

■すべては、産まれてきてくれたわが子のために

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妻は、責任を一心に背負い込んでしまった。そして、義父母との共同生活で「じんましんが出た!」と被害者ヅラしていた僕だったが、それ以上に心を痛めていたのは妻のほうだったのだ。

 

日記は続く。

<父と母は、旦那様が仕事してるんだかしてないんだかわからないことを、よく思っていない。ことあるごとに、私にチクチクと旦那様の悪口を言う。早く聞き流せるようにならないと、またみんなの前で泣いて、迷惑をかけてしまう。それでも父と母は、よくやってくれている。感謝している。

旦那様は、父親になろうと必死に頑張ってくれている。歩みは遅いが、彼なりに一生懸命に。とやかくうるさく言うのは、やめようと思う。

私のこと。きょう一日は泣いて過ごそうと思う。辛いことは、涙が流してくれるはずだから。

母親として越えなければならないこと、「そんな日もあったね」と、いつか笑える日が来ると信じよう。

我が子のために頑張ろう。奇跡の確率で産まれてきてくれたのだから。

完璧を求めない。気に障る言葉たちも、赤ちゃんのために聞き流そう。

完璧を求めない。怖い顔をしたアタシを見て、赤ちゃんが心配しないように。>

 

赤ちゃんがおっぱいをんぐんぐ飲み、にこっと微笑みかけてくるーー。母親としての幸福すら分け与えてもらえない妻。そんな状況にあっても誰を責めるでもない、けなげな妻。

しかしそんな強さゆえ、ストレスを一滴一滴すべてをコップに溜めてしまい、やがてそれが溢れてしまうのだった。

女性の強さは、ある意味とても繊細だ。ましてや母となった女性の心は、男性には計り知れないものがある。

 

次回、「お乳が出ない! 沈みゆく妻<後編>」をお送りします!

 

【画像】

 

※ Pushba、A. and I. Kruk、albinutza / Shutterstock

 

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【参考】

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※ 村橋ゴロ‐(2016)『俺たち妊活部』(主婦の友社)

【著者略歴】

※ 村橋ゴロー・・・72年、東京都出身。大学生のときライターデビュー。以降、男性誌から女性誌、学年誌など幅広い分野で活躍。千原ジュニア、田村淳、タカアンドトシ、次長課長、高橋克典など多くの芸人、俳優陣の連載構成を手掛ける。3年に及ぶ、自身の不妊治療奮闘記をまとめた著作『俺たち妊活部』(主婦の友社刊)が好評を博す。また主な構成/著作に、『すなわち、便所は宇宙である』シリーズ(千原ジュニア著・扶桑社刊)、累計200万部突破した『GO!GO!バカ画像シリーズ』、『裏モテの秘策』(ともにKKベストセラーズ刊)などがある。結婚以来11年間、炊事・洗濯・掃除をこなす兼業主夫でもある。Twitter:@muragoro

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