【ある事件が語る】親の思い込み育児が「子どもをしんどくする」4つの例

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ママ自身が自分がなりたい職業に就けなかったり、夢が叶わなかったり、才能がなく諦め続きの人生だったりすると、つい我が子に自分の果たせなかった夢を託したくなりますよね。

でも、子どもにとっては自分の人生を親にコントロールされることは不幸なことなんです。

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が親の果たせなかった夢を子どもに託すことの将来への悪影響にについてお話します。

 

■ある事件

2006年12月30日、歯科医師の家庭で起こった妹殺しバラバラ殺害事件を覚えていますか?

両親ともに歯科医開業、祖父母も歯科医、長男は歯学部に通う親の期待に応える跡継ぎ、けれども犯人となる弟は歯学部へ合格できず三浪中でした。

被害者となる妹はこの家族の中にあり唯一、短期大学に通いアイドルを目指して芸能活動をしていました。そこで加害者となる次男は妹と二人きりになったとき「あんたには夢がない」と言われ殺し、バラバラにして遺棄した事件でした。

ここで注目すべき点は両親が共に歯科医師の親から生まれて育てられた歯科医師であったこと。職業的、社会的ステイタスの高い家庭で育てられ、それを継承していたという点です。

両親が子どもを持ったとき三人の子供のうち男児二人に対して将来、歯科医師になるというのが当然だという思い込みの中で子育てをし、子どもの人生にレールを敷き、知らず知らずのうちに強要していました。

兄はその期待に応えて歯学部に通っていましたが、三浪という挫折体験をした次男は、親の期待に応えられない自分を責め、居場所がない状態でした。その点を両親が帰省中、妹からなじられ殺害する行為に及んだのです。

 

■この事件が示すこと

親が子どもに期待すること、誰しも持つ親心です。期待したり夢を持つことは悪いことではありません。

でも、それが親だけの望みであった場合、子どもは心を病んでいくことになります。それが自分に向かった場合、自傷、引き籠り、鬱になることもあります。

いっぽう、歌舞伎役者、家元などの古典芸能一家に生まれた子、生まれる前から将来が決められている家庭があります。

二世三世として華々しく活躍している人がメディアでスポットライトを浴びる一方、日が当たらず才能が開花されず苦しんでいる人たちもいるはずです。

名家に生まれると華やかな生活がある一方で、それはそれでしんどいこともあると思います。

 

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