えっ…それ過保護すぎ!「ぬるま湯子育て」が増えている理由って?

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小さい子どもにハサミを使わせるのはちょっと危険かな……。それから砂場で砂をいじらせると黴菌が身体に侵入しそうで怖いかも……。こうして神経質で過敏な過保護なママは、「危ないから」「汚いから」と子どもの体験の場を知らず知らずに奪っていることがあります。

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“ぬるま湯子育ての行く末”についてお話します。

 

■保育園の過敏な反応

保育園では時刻を決めてアルコール消毒をしたり、風邪気味でもないのに一日3回熱を測ったりします。親から見たら「ちょっと過敏すぎるのでは」と思うようなところがありますよね。それは集団の場なので風邪の菌が感染しないようにしているためです。けれども、これを家庭でまったく同じようにする必要はありませんね。

 

■怪我をするのが子ども

集団の場では頻繁に玩具の奪い合いが起こります。まだ言葉がうまく喋れない2歳前後の子ども達の間では噛みつき行為もたびたび起こります。 “戦いごっこ”に夢中になる子どももいます。ですから、当然、転んだり怪我をすることがあります。

保育園は“大事なお子さんを預かる保育士は子どもに怪我をさせない”というのが大前提で仕事をしています。ちょっとした打撲、擦り傷でも「大事なお子さんに怪我をさせてしまって申し訳ございません」と深々と謝罪します。

たいていの親は園を責めることはしないのですが、中には「どう責任をとってくれるんだ」と詰め寄るような保護者もいます。そうなると、この一人のクレーマーのために保育士はどうしても全体に対して神経過敏になってしまいます。

 

■過敏な反応をせざるを得ない保育園

こうなると、まだ、玩具の取り合いをしたり喧嘩をしているわけではないのに「仲良く遊ばないとダメなのよ」と釘を刺したり、ぶつかり合う園児をそばに座らせようとしないなどの対応をします。でも、これではやったりやられたりする体験が出来ないので社会性が育ちませね。

また、子どもが階段につまずいたからと「スロープに改築して欲しい」と言ってきた保護者。「虫に刺されて跡になると嫌なのでお散歩のときはどんなに暑くても長袖を着せ、虫がいるところには近づけないでほしい」と言ってきた保護者などちょっと過保護すぎる親がいます。

園側は「だったら対応してくれる園に転園したらどうですか」と言いたいところですが、“火に油状態”になり、役所の保育課に訴えられることを恐れて受け入れざるを得なくなります。

過保護な親は神経過敏になりがちで、クレーマーになることもあります。でも、子どもが大勢いる場です。喧嘩になったり転ぶのは当たり前です。「たんこぶつくったり多少の擦り傷は仕方がない」というおおらかな気持ちで園に任せてみましょう。

 

■「わが子の言い分」だけ聞く親

3歳くらいになると、「○○君が僕のこと叩いた」と訴えることがあります。単なる子ども同士の喧嘩です。でも親の気を引きたいために子どもは“相手が悪い”ということがあります。

そんなとき、子どもの言葉を真に受けて、現場を見ていないのに園に「○○君に注意してください」と苦情を訴えてくる保護者がいます。でも、どっちが先に手を出したかわかりません。たとえ相手が先に手を出したとしても子ども同士の喧嘩です。いちいち介入するのは過保護ですよ。

 

いかがでしたか。

園の対応でも、子どもの喉につかえたら大変だとお餅つき大会”を廃止したり、お雑煮やお汁粉にサツマイモを代用したり、はさみを使わせなかったりする園もあると聞いたこともあります。でも、あまり行き過ぎると子どもの貴重な体験を奪うことになります。

綺麗過ぎる環境がアレルギーの子どもを増やしているという説もあります。いずれにせよ、過敏すぎる反応は子どもの成長を妨げることになりますので、一歩下がって観察くらいの姿勢の方がいいのかもしれませんね。

【画像】

※ Olesya Feketa / Shutterstock

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【参考】

※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

「はずれ先生」にあたったとき読む本

立石美津子(2014)『「はずれ先生」にあたったとき読む本』(青春出版社)

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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