「グラデーション・障がい児」対応は他人事じゃなかった! しつけに活用したい大切なコト

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“障がい児教育”なんて言葉を聞くと「うちの子には関係のないことだわ」「別世界のことだわ」と拒否反応をする人がいます。でも、関係ないどころか教育・しつけにおいて大いに関係があるのです。

そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が注意欠如/多動性障害児(AD/HD)への指導法を元にした子どもへの接し方のコツをお話します。

 

■子どもに気が散る環境って?

いきなりですが、上と下どちらの黒板が集中できますか?

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ほとんどの人が下の黒板を指すのではないでしょうか。

先生が「黒板を見ましょう」と指示をしても、そこにたくさんの情報が書かれていれば生徒達は意識して今、見るべきものを探さなくてはなりません。特に、発達障害の一つである注意欠如/多動性障害(AD/HD)の生徒は全く違う場所を見ていたり、窓の外で体育をしているクラスの子ども達に気が散ってしまいます。

でも、指導する以外の物があふれている黒板って、どの子どもにとってもわかりにくいですよね。また、窓の外が丸見えだったら集中はできないものです。

 

■退屈な授業

大勢の子ども達を集中させるためには、話す内容そのものよりも教師の声の出し方や身体の動き、小道具の使い方など飽きさせない工夫が必要になります。

けれども、つまらない授業であっても学年が上がるごとに子ども達は「席を立ったり、身体を揺すったら先生に注意される」「授業中はじっとしていなくてはならない」と思うようになります。それには応じられない発達障がい児は退屈であれば席を立ったり、よそ見をしたり教室から出て行ってしまいます。

でもこれは障がい児、健常児に関係なく、全員の子ども達にとって集中できない状態なのです。ですから、子ども達に「真面目に授業を受けなさい」としつけるよりもまず、教師側に退屈させない授業の工夫が必要になってきます。

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