登園NGになってしまうことも!プールの季節に「子供がかかりやすい感染症」を予防する方法

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プール開きの季節がやってきました。暑い夏は、子どもと一緒にプールを楽しみたいですよね。

しかし、プールの季節は“感染症”に注意が必要なんです。暑さで体力を消耗しやすく、免疫が低下しやすい夏には、子どもが感染症に感染する可能性が上がってしまうのです。

というわけで今回は、プールの時期に注意したい感染症3つとその対策についてお伝えします。

 

■プールの時期に流行りやすい!注意したい感染症3つ

(1)流行性角結膜炎(はやり目)・急性出血性結膜炎(アポロ病)

どちらも目に強い症状があらわれる感染症です。

流行性角結膜炎(はやり目)は、『アデノウィルス』が原因で起こります。伝染性が非常に高く、感染すると、2日~2週間の潜伏期間の後、角膜と結膜が炎症を起こし、まぶたが腫れ、目やに、涙が出るようになります。

急性出血性結膜炎(アポロ病)は、エンテロウイルスが原因で起こります。感染すると、白眼の部分に出血が見られ、赤く炎症するのが大きな特徴です。その他、はやり目と同様、まぶたが腫れ、目やに、涙が出るなどの症状も見られます。潜伏期間は流行性結膜炎より短く、1日~3日です。

いずれも主に接触により感染します。感染すると、プールに入れないのはもちろん、感染の恐れがないと医師に認められるまで登園はできません。

感染しないようにするには、目を手でこすったりしないこと、そしてタオルなどの共有は避け、目を拭くときはテッシュペーパーなど使い捨てのものを使用するように子どもにも注意してあげましょう。

 

(2)伝染性軟属腫(水いぼ)

感染すると、光沢のある直径1~10mmの円形のイボが体にできます。『ポックスウィルス』が原因で起こり、皮膚の接触により感染します。

強いかゆみなどを伴うことがあまりなく、放置しておいても1年程で自然に治るとされていますが、皮膚科で麻酔のシールを使いながらつまみとるという治療法もあります。

プールの水を介して感染することはありませんが、浮き輪やビート板、タオルを介してうつることがあるので、これらの共有は避けることが大切です。

日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会の見解では、“プールの水ではうつらないので、プールに入っても構わない”とされています(ただし症状がひどい場合などはプールを控えるようにしている園もあります)。

(3)伝染性膿痂疹(とびひ)

火事の飛び火のように、全身に水泡があっという間に広がることから、“とびひ”と呼ばれています。虫刺されやあせも、ケガの傷にブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)などが入り込むことで感染します。

感染しないようにするには、皮膚を清潔に保ち、肌を掻きむしったりすることのないようにすること。特に、鼻前庭(鼻孔からはいってすぐのところ)は、ブドウ球菌など細菌の温床で、鼻を触った手で虫刺されやあせもの傷などを掻いてしまうと感染する可能性があります。

プールの水を介してうつることはありませんが、触れることで悪化したり他の人にうつすことがあるので、治るまでプールは禁止とされています。また、完治するまでは登園を不可にしている園もあります。

 

■夏の感染症にかからないようにするために…

これら夏の感染症には、ワクチンや予防接種はなく、流行の時期には感染しないよう予防対策をするしかありません。

繰り返しになりますが、浮き輪やビート板、タオルなどの共用はしないように。

そしてウィルスに感染しないよう、基本の手洗いやうがいもしっかりしましょう。また、目や皮膚を清潔に保つことも大切です。

また、今日紹介した感染症は免疫力が低下していると大人でも感染する可能性があるので私たち大人でも注意が必要です。

夏は暑さもあり体調を崩しやすくなりますが、バランスの良い食事と十分な睡眠など、子供の免疫力を高める生活を心がけましょう。

 

いかがでしょうか。

夏は楽しいイベントが盛りだくさんの季節ですが、やっかいなウィルスもたくさん蔓延しています。

子どもがかかりやすい、プール熱や手足口病、ヘルパンギーナと同様、今回ご紹介した感染症にもぜひご注意を。

 

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 【参考】

※ プールで感染するおそれのある感染症について – 多摩小平保健所 保健対策課 感染症対策係

※ 流行性角結膜炎/はやり目/急性出血性結膜炎/アポロ病 – Doctors Me

 

【著者略歴】

※ 黄本恵子・・・2010年、ライターとして独立。自己啓発・コミュニケーションスキル系の本や、医療・医学系の本の編集協力・代行執筆を数多く手がける。現在、1児の母。日々ヤンチャぶりが増す息子に振り回されながら、執筆業に励んでいる。

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