「ひらがな」何歳から書けるべき?教育のプロに聞いた、読み書きを教えるコツとは

文字に興味を持つようになってきた我が子。「これ何て読むの?」と聞いていきたり字らしきものを書こうとしたり。そんな時、つい紙に簡単な文字を書く練習をさせてみたくなってしまうものです。

でも実は“字を書くこと”については焦ってはならないということをご存じでしょうか?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもに読み書きを教えるコツについてお話ししたいと思います。

 

■「読み」を優先させよう

“あ”の文字。何と読むかわからないまま書いているのは絵を写していることと同じこと。

 文字を書いているとは言えません。ですから“書く”ためにはまず“読める”ようにしておくことが大切です。“読み”を優先させましょう。

 

■「書くこと」と「読むこと」は期間を開けて教えよう

例えば次の漢字を書けますか?

うつびょう・ばら・りゅう・すいせんとしょ・ぶどう・まあじゃん・とうきょうみつびしUFJぎんこう・かれいなるいちぞく・ひやしちゅうか

答えはこちら。

鬱病・薔薇・龍・推薦図書・麻雀・東京三菱UFJ銀行・華麗なる一族・冷やし中華

「どう書いたらいいかさっぱりわからない」と鉛筆が一ミリも動かなかった人はいないでしょう。細かいことはわからないので正確には書けないけれど「何となくこんな感じの字だったような…」、「一文字なのか二文字なのか」等ある程度、イメージは浮かぶのではないでしょうか?

これらの漢字は学校では習いません。それなのに何故イメージが浮かぶのでしょう。それはテレビや雑誌や街中の看板で目にしているからです。だから書いた経験はないけれど形が頭に思い浮かぶのです。

もうおわかりでしょうか?

書くための最適な時期は“目をつぶっていても字形が頭に浮かぶ”時です。もしあなたに“鬱病”の漢字のイメージがなければ鉛筆を動かすことさえ出来なかったと思います。

子どもに文字を教える時も同じです。焦って小さいうちから書かせても“あ”の字形はしっかり頭に入っていなければ書くことは難しくなります。でも“あ”を繰り返し目にしていれば必ず書けるようになります。2歳くらいから絵本などで触れていて5歳で書かせて十分、小学校入学までには間に合います。

 

■「読書しない」と「文字が書けない」どちらが致命的?

本を読む子は学力が高くなります。学力が低い子は読書の習慣がないのです。漢字の書きとりテストで満点をとっていても読書の習慣がないため読解力がない子は次第に学力は低空飛行を辿ります。

国語の長文読解も算数の文章題も“何を問われているのか”読み取ることに苦労するので答えを出せません。算数、国語の主要教科に限らず理科、社会などすべての教科は“書かれている文章を読みとるところ”からスタートするからです。

書かせることよりも読む力を育てることが優先です。そのためにも幼児期にママが絵本の読み聞かせをしてあげて子どもを読書好きにしましょう。

 

いかがでしたか?

レディネスという言葉があります。“子どもの心身が発達し、学習する際の基礎条件となる一定の知識・経験・身体などができあがっている状態”の意味です。“書く”ためには“読めている”というレディネスが必要なんですよ。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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