「褒めて育てる」にはコツがある!褒めすぎは叱りすぎと同じくらい悪影響な5つの理由

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“褒める育児”の大切さが広く知られるようになりましたが、なんとかの一つ覚えのように、なんでもかんでも「スゴイね!エライね!」と褒めちぎっていませんか?

“褒めて育てる”にはちょっとしたコツが必要です。むやみやたらに褒めちぎる育児は、“叱り続ける育児”と同じくらい子どもに悪い影響を及ぼします。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、褒めすぎることで子どもに及ぼす悪影響についてお話しします。

 

■1:褒められることが「当たり前」になってしまう

人は褒められると嬉しいものです。しかし、それが続くと、だんだん感覚が麻痺し、褒められても特段嬉しくなくなってしまいます。

その逆もしかりで、「早くしなさい!しっかりしなさい!ちゃんとしなさい!」と機関銃の要に年中無休で叱られていと、叱られることになれてしまい、何度言ってもできるようになりません。

 

■2:「上から目線」と感じてしまう

皿洗いや掃除をしてくれた夫に対して「エライね!」と言ってしまったら、相手はどう感じると思いますか? きっと、「上から目線で嫌な感じ」と思うことでしょう。

親子である以上、ある程度上から目線で褒めることは必要です。しかし、お片付けなど、子どもが行って当然の行為に対して、「スゴイね!エライね!」と褒め言葉をかけ続けていると、できて当然のことすらできないと思われているように感じてしまいます。

夫や子どもがあなたのために何かをしてくれた時は、“あなたはエライ”でなく“あなたのおかげで助かった”という感謝の気持ちを込めた「ありがとう」の一言を忘れないでくださいね。

 

■3:「バカにされている」と感じるようになる

先ほどの“上から目線”と少し重なりますが、できて当たり前のことをいちいち大げさに褒められると「バカにされた」と感じてしまう場合もあります。

例えば、4歳の子がスプーンで食事をしているのを見て「(手づかみでなく)スプーンで食べられるなんてお利口さんね」と言ったら、きっと子どものプライドは傷つくでしょう。

たいした努力をしているわけではないのに“お利口さん”と褒められてもちっとも嬉しくないからです。

でも、箸で食べていたらどうでしょう。3歳児が箸を使うのはちょっと難しいのではないでしょうか。「まだ3歳なのに、お箸で食べられてエライね」と褒められたら、きっと嬉しく感じるでしょう。

このように、褒める時は相手にとって“褒めるに値する行為かどうか”を考えて言葉をかけなくてはなりません。

 

■4:「社交辞令」であることがバレてしまう

子どもを親の思い通りに誘導しようと、「スゴイね!エライね!」を連呼していると、子どもは嬉しくなって、もっと褒められようと頑張ります。

でも、それが的外れの褒め言葉だと、口先だけの“社交辞令”ということがバレバレになってきます。

そして、「何とかやらせようと、おだてられている」と子どもに心を見透かされてしまいます。本当に感動した時にだけ心を込めて褒めましょう。

 

■5:褒められないとやらない子になる

褒めすぎると、“褒められないとやらない子”になる危険もあります。

例えば、ゴミが落ちていたら、誰かが見ていたら拾う、誰も見ていないと拾わないというように、裏表のある子になったら残念ですよね。

また、褒められることに麻痺してしまうのとは反対に、褒められるために手段を選ばなくなるケースもあります。例えば、ゴミが落ちていないのに、わざとゴミを落として大人が来たらゴミ箱に捨てるなど、不正を働いてまで褒められようとします。

 

いかがでしたか。

叱る時もただ「ダメ!いけません!」と頭ごなしに叱るのではなく、“なぜ、それがいけないのか”を説明しないと、ただ “怖いから言うことを聞く”ようになってしまいますよね。

褒めることも叱ることと同じです。評価の指標としてではなく、子どもが「人の役に立って嬉しい!」と感じるようになることが大切なのではないでしょうか。褒める時はきちんとした理由に基づいて、貢献意欲をもたせるようにしましょうね。

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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