教育専門家が伝授!視点を変えた「プラスな褒め方」!? 言い換えパターン5つ

保育参観日の紙芝居の光景。我が子はちゃんと椅子に腰かけて先生のお話を聞いています。そんな中、席を立ちウロウロしてじっとしていないクラスメイトの子。なんだか目をしかめたくなりますよね。

さて、あなたは家に帰ってから我が子とどんな会話をしますか?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が子どもの友達への評価についてやってはならない親の行為についてお話します。

 

■○○ちゃんは「悪い子」ね、真似しちゃだめよ

縁あって同じ保育園に通う子どもたち。友達を悪い見本として例に出して「○○ちゃんの真似をしてはいけない」と注意すると、この言葉をきっかけに友達を見下すようになり、その子を苛めるようになるかもしれません。

これでは躾をしたつもりでも、かえって思いやりの心どころか意地悪な心が育ってしまい本末転倒ですよね。

友達の行動がどうであれ「紙芝居の時間は座っていようね」とシンプルに躾ければいいのです。プロの保育士の中にも「普通はこうしているべき」と椅子に座っていない子に対して全員がいる前で「どうして皆のようにじっとしていられないの!」と叱る人がいます。

これではお互いを思いやる気持ちや優しさなんか育ちませんね。

 

■○○ちゃんは「特別」なのよ

立ち歩くママ友の子どもが発達障害の1つである“注意欠陥/多動性障害(AD/HD)”でそれを公表しているとします。そんな時に、つい「○○ちゃんだけ特別扱いなのよ」と言いたくなります。保育士でも似たような言葉を言っているケースがあります。

でもこれでは子どもは納得できません。子どもの頭の中では「なんで、○○ちゃんだけ許されるの?」「大人はあの子だけえこひいきしている!」「あの子だけずるい!」と思ってしまうからです。

そんな時は、「○○ちゃんは歩くことが得意なのよ。あなたは座ることが得意だから座っていようね」とだけ言いましょう。

 

■「いいところ探し」をしてあげよう

人には得意、不得意があります。社交的で行動力のある人、落ち着きのある慎重な人、どちらが良い・悪いはありません。

「○○ちゃんが教室を出て行くのはきっとパトロールに行ったのね。見回りが得意だからその係りをしてくれているんだよ」と言えばいいんです。

子ども騙しのような言い方に聞こえるかもしれませんが、4歳くらいまでの子どもには理解しやすいのです。特に、幼児に障がい名を言ったところで理解ができません。

 

■視点を変えたプラスな言い換えパターン5つ

人には多様性があります。色の白い人・黒い人、足の速い人・遅い人、アレルギー体質の人・そうではない人、勉強が出来る子・出来ない子、一定の基準で白黒つけてはなりません。

我が子に対しても他のママ友の子どもに対しても視点や枠組みを変えて評価してみませんか?

(1)我儘な子・・・「意志が強い子なんだね!」

(2)ふざけてばかりいて調子にのる子 ・・・「周りを明るくしてくれる子なんだね!」

(3)気が弱い子・・・ 「人を大切にできる子なんだね!」

(4)落ち着きない子・・・「 すぐに行動できる子なんだね!」

(5)うるさい子 ・・・「 明るい子なんだね!」

 

いかがでしたか?

今、いい子に見える子どもも、どこかで躓いてドロップアウトするかもしれません。そのうちに何かが理由で登園拒否になってしまうこともあります。そんな時「保育園や学校に行けない子は人間失格」など一定の価値基準を押しつけることはやめませんか。

まず子どもを受け入れることです。そして、色んな見方があることを幼児期から経験させることが大切です。

 

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【参考】

立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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