実は日本の「子育て」の歴史は浅かった!? 現代ママの子育てがしんどい理由

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リビングはモデルルームのように素敵なインテリアが揃い、ホームパーティはお洒落にコーディネート。公園にも小綺麗な格好で現れ、SNSには家族や友人達との楽しげな様子が投稿されているのをみて、「どうして私はあんな風に育児や自分の生活を楽しめないの?」なんて思ったことありませんか?

こんな風に考えて一人惨めな気持ちになった経験、誰しも一度くらいあるのではないでしょうか。

今回は子育てアドバイザーであり四姉弟の母である筆者が、現代の子育てが大変な理由を皆さんにお伝えしたいと思います。

 

■日本において「子育て」の歴史はまだ浅かった!?

実は日本では「子育て」という言葉自体の歴史が浅い、と言ったらきっと皆さんは驚かれると思います。

日本には古くからこれに代わる言葉として「子守り」「子遣り(こやり)」というものがあります。これは「祖父母世代や、兄姉による小さな子の面倒」という意味です。なぜなら若い親世代は働き盛り。日中は畑や店に出ていて、こどもを見る余裕などありません。親は子どもを育てることよりも、日々の食費を稼ぐことが最重要事項でした。

「子守り」「子遣り」には、「子どもの教育」「子どものしつけ」「育食」などの、現代の「子育て」に盛り込まれている沢山の意味はありません。ただただ、「一人では何もできない時期を、大事の無いようにやり過ごす」のが、「子守り」「子遣り」の大意です。

「核家族」「サラリーマン」「専業主婦」の誕生とともに、「仕事」として昇格した「子育て」。特に日本都市部での主流であるこういった現状は、全体を見渡すと意外に歴史が浅いということが分かります。

 

■昔は大家族でこどもを育てていた

現代の「子育て」を一心に背負っているのは核家族の柱である若い夫婦二人です。昔は大家族、祖父母や兄姉皆で見守っていた赤ちゃんを、たった二人で負う責任は想像するだに大変なもの。それに関する深い知恵を持つ人を探すのは至難の業でしょう。

つまり、誰もが現代の子どもをめぐる環境に関しては、初心者であると言えます。

 

■「自分の生活を見直す」ワークとは

自分の人生を縦でも横でもいいので棒線状に書きます。生まれたときが始点、終点は現在、今です。

その中で、「自分に取って転機だった」と思われる時点に何個でも○をつけてみてください。「人から見たら転機なんかじゃないだろう」というような考えはこの際封印して、自分の視点で判断してみましょう。

何個○がつきましたでしょうか? これは、私が子育てアドバイザーの資格を取る際に実際に行ったワークです。

人間は新しい環境に身を置いてから、それに慣れて落ち着くまでに二年かかるのだそうです。皆さんが○をつけた時点から、それぞれ二年は経っていますか?きっとそんな間もなく○が連続している方も多いと思います。

私も結婚、年子出産、アメリカから日本へ引っ越し、三女出産、二世帯同居スタート、長男出産、日本からシンガポールへ引っ越し、姑との完全同居スタートなど、改めて眺めていると、息つく間も無く“転機”ばかり。これでは落ち着かなくて当たり前だと、妙にほっと安心しました。

加えて、子どもは、刻一刻と変化する生き物。「二年同じ状態でいる」ことなんて無いのですから、こどもとの生活がいつまでも落ち着かないということも、考えてみれば当たり前のことです。

 

いかがでしたか?

そんな大変な中で、現代のパパやママは、本当にがんばっていると思います。完璧にお洒落にステキに!を追い求めすぎるとまだ慣れない“子育て”に自分自身を追い詰めてしまいます。

夫婦でそれぞれがお互いに労をねぎらい、助け合ってこどもたちとの生活を楽しめたらいいですね。

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【参考】

 ※小沢牧子(2006)『子どもの場所から』小澤昔ばなし研究所

※ 大藤ゆき(1982)『子どもの民俗学』草土文化

mica・・・現代美術ギャラリー勤務時に夫と出会い半年で結婚、渡米。アメリカで年子姉妹を産み帰国。その後日本で3女と長男を自宅出産。現在は夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住。 長女の不登校や苦しい罪悪感だらけの子育てを経て、今では自然体でこどもと接することが出来るようになった自身の経験を活かし、子育てアドバイザーの資格を取得。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!

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